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映画「ダンケルク」@木場IMAX2D(ネタバレ)・・・戦場の冷静な描写

ちょっと異色の映画なのだろうと思う。ドキュメンタリータッチで、戦争の様相を冷静に描く。ドーバー海峡を渡って逃げようとするイギリス兵の集団、空でドイツ機と戦うパイロット、救出に向かう民間のプレジャーボートの乗組員、三様の場面がストーリー的にはほとんど噛み合うことなく、別個に描かれる。そのなかであえて主人公と言えるのは、イギリス兵の集団の中の人物だが、特別に活躍するわけではなく、共感を呼ぶ役割もしていない。むしろかなり小狡く立ち回る人物でとして描かれる。他の兵士同様のレベルで、英本土に帰ろうと必死なのだ。パイロットも特別な描かれ方はしていない。あえて言えば、民間船の船長が、国民としての義務を淡々として果たそうとしてるのが、好意的に描かれる。

描写は相当にリアルである。広い砂浜に大勢のイギリス兵が列を作ってじっと待ってる。そこにドイツ機の空襲が時折あり、そのたびに死傷者がで、それを埋葬したり、タンカで運んだりする。桟橋の上に足の踏み場もないほどに密集したイギリス兵がいて、そこに爆弾が投下され、銃撃がある。どんな特撮なのかしらないが、かなり激しい描写になる。救難船に乗り込んでも撃沈され、また大勢が死に何人かが救出される。流れた重油に火がついて辺りが火災になったり。海に浮かぶ兵士が助けを求めてボートの近くに行くが乗るのを拒絶されたりする。

戦争映画といえば必ずある銃撃戦とか戦車同士、艦隊同士の戦いはない。ドイツ兵はほとんど出てこない。兵士の目から見た戦争の様相であるのだろう。ただ、戦闘機同士の戦いはあって、その空中戦がIMAXの広い画面で見れるのが面白かった。シミュレーションソフトみたいなノリの映像。スピットファイアが活躍するのだが、本物かも。海面に着水してパイロットが中で動いてるのを上から撮ってるのとかあるんだが。まあとにかく空襲の威力の大きさは十分に描かれる。

ただ、編集があまり親切でなくて、続き具合がよくわからなかったりがある。顔の区別が付きにくいのは私だけかもしれないが(笑)。あまり特徴的には描いてないのも従来の映画からは外れてるかもしれない。エンディングも映画的なカルシスはない。ただ、必死に帰ってきた兵士が乗ってる列車に民衆が嬉しそうに酒を差し入れてる程度で、帰還の喜びが表される。まあ現実はその程度だろうなあ。実は、ちょっと妙な描写もあることはある。ま、これは人によって違うかもしれないから書かないが。

予告編は、まず、ブレードランナー2049,これは面白そうだったから見るだろう。ハリソン・フォードがもの凄く老け役をやっていてちょっとショック(笑)。スターウォーズの次作、まこれも当然見る。しかし、いっちゃ悪いが、あの黒人の主人公は全然感情移入できないな。現実に引き戻される。他に適当なのはいなかったのかね。あと、猿の惑星の続編。いい加減にやめたらどうだろうか(笑)。一作目だけで十分。それから例のスーパーマンとか色々でてくるような奴。あんなの面白いのかなあ。見る気はないが、二作紹介されていて、どちらも昔のロックを使っていた。ツェッペリンの移民の歌と、ビートルズのカム・トゥゲザーだったかな。移民の歌はなかなか良さそうな使い方をされてた。しかし、アメコミなんて理解不能。宇宙一強いのを1万人ぐらい作って戦わせたらどうだろうか。とにかくシリーズものばかりだな。

ましかし、ダンケルクは重いなあ。描写がリアルでかなり来る。そして沈んでいく。ドラマとしてではなくて、細部の描写なんだが。ちなみに、私はイギリスに行った時、フランスに渡るのに連絡船を使った。ユーロスターじゃなくて。理由は、ダンケルク撤退や、ノルマンディー上陸の時の兵士の感覚を感じてみたかったから。これはほんと。白亜の崖も見れた。HPの方でも出しているが、その時の写真。
hakua.jpg
この映画の最後にも出てる。
このフェリーに乗るには、ドーバーの町の停車場から桟橋に行くバスに乗る。私が行った時はそのバス会社は3社あって、どれに乗ろうかなとウロウロしてたら、そこにいた青年が、私がどうしていいか分からないんだと思ったらしく、勝手にバスの運転手と話をつけて、これに乗れみたいな事を言ってきた。ま、素直に従ったが。乗船時間はかなり短かかったような気がしたが、調べると1時間半か。カレーの町のレストランでは、釣り銭を誤魔化されたが、ま、日本人はチップの習慣がないから、その分かな。カレーからダンケルクは近いので行こうかとも思ったのだが、たしかあそこはかなり不便な地だったと思う。簡単には行けなかったような気が。いま調べたらそうでもないみたいだが、私が行った時は90年代だったから事情が変わったのかもしれない。
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