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韓国の朴大統領が罷免されたが・・・・BBCでの中継が面白すぎるので記録、ついでに歴史論

BBCが朴大統領罷免のニュースを中継で流してる途中で、リポーターの映像に子供乱入。

なんだか実態の深刻さとまるで裏腹な中継の面白さが、掛け離れすぎ。この関連のデモでは、3人が死んだらしいのだが。なんなんだろう、この状況は。一人目の女の子がノリノリで登場、二人目は歩行器なのに素早い動き。3人目の母親が必死に連れだし。世界中が和んだとは思うが、韓国では騒乱状態(笑)。韓国jがどうなるのか、北や中国がどう対応するのか、さっぱり分からないが、このシーンの面白さはちょっと演出ではできないレベル。

男性は釜山大学の政治学の准教授、ロバート・ケリー(Robert E. Kelly)氏、女性は、もとスケートの選手でヨガのインストラクターとか。さすがに動きが素早い(笑)。

この人の韓国論は公平で客観的らしい。
なぜ、韓国はそんなに日本に拘るのか(Why South Korea is so obsessed with Japan) → ページ
これの日本語解説 → ページもう一つ

まあ、おそらく言ってる事は、韓国人にとって民族的純粋さでは北朝鮮に及ばず、そのコンプレックスを日本に向けて攻撃している、そして日本の側にもリベラルがいて、その攻撃がしやすくなっている、といった事だろう。

まあ、そうなのかもしれない。しかし、それから漏れてる要素もあるだろう。例えば、朝鮮半島が日本によって近代化された事を認める事ができないため、日本否定をせざるをえないといった神経である。日本から学んだ事を認めるのはプライドが許さないのだ。これは朝鮮通信使のころからの感覚で、どうしても立場的に優位に立とうとして文書に使う文字にさえこだわってる。それで対馬藩の国書偽造事件なども発生している。だから、北朝鮮の問題は必ずしも根源にはないと思う。この感覚は天安門以降の中国にもある要素だ。天安門事件で世界から閉ざされた中国が、日本の天皇訪中によって立場を回復した。しかし、その後、反日教育は強化され、むしろ日中関係は逆方向に向いた。恩恵を受けたという意識は、彼らの劣等感を刺激するのだ。それで感情的に歯向かってくる。恩に報いるに仇をもってするというのは、良心の欠如のように日本では受け取られるが、東アジアではむしろ、プライドを保護する機能を果たしている。

こういった感覚は実に浅い感情である。しかし、それが本体なのだろうと思う。西洋のトップクラスの学者などからみたらありえない理由なのだろうが、それが誤解の元なのではないだろうか。そのため、アジア問題ではアメリカはさんざん失敗している。ブッシュ政権時のライス補佐官やヒル次官補のチームの北朝鮮問題解決が失敗したのもそのせいではないだろうか。きっと彼らは、約束は守られるもの、主張は変わらないもの、などといった、西洋では当たり前のような前提で事に臨んだのではないか。しかし、そうではないのだ(笑)。その時その時で言う事もやる事も変わる。常に利益が最大になる方向で動く。昨日言ったことなど関係ない。主張を変えるのに大した根拠はいらない。何か状況の変化を適当に理由にすればいい。それがアジアなのだ(笑)。

欧米がアジアで初めて対応したまともな国家は日本だった。それ以前のアジアは中国インドを含め収奪の対象でしかなかった。しかし、日本はその対象には入らず、国家として西欧と対峙した。そして、たまたま、日本にも似たような契約や約束の概念があった。それで誤解したのではないだろうか。他のアジアの国家も同様だろうと。

ちなみにその契約の概念は多分、封建体制から生じた。封建体制が生じたのはなぜかは知らないが、西欧と日本だけだった。それは神権的な専制政治から、契約に基づく権力の分離や相互規制を生じさせた。個人や団体は相互に規制しあっている。法を共通の基盤として。しかし、東洋的専制政治では、王の意志でどうにでも法は変わる、あるいは無視される。社会の規範のあり方が違うのだ。それが根本にあるのだろうと思う。

19世紀から20世紀にかけてのアジアが混乱したのは、日本や西欧のせいだというのが通常の認識だろうと思う。確かに半分はそうだろう。しかし、他の半分は違う。彼らが近代世界に対応する原理をもってなかったからだ。東洋的専制国家が崩壊したあと、社会を規制する規範がなかったのだ。それは20世紀初めの中国の混乱によく現れている。それは彼ら自身が責任を取るべきであって、日本や欧米ではない。時代は進んでいたのだ。誰のせいでもない。日本もイギリスやアメリカに威嚇や攻撃をされたが対応できた。しかし他はできなかった。対応できたかどうかは、その民族や国の問題だ。アラブ世界では今、似たような状況になっている。独裁政権が倒れて民主化するか、と思ったらそうではなくて、宗教的原理主義にかわりつつある。戻ってるというのか。それでしか適応できないのだろう。かつてのイランの宗教回帰は特殊例ではなかったということだろう。

で、韓国の話に戻ると、結構深刻な状況らしい。後継大統領の有力候補は、親北派の人らしい。そして北の体制というのは、実は朝鮮民族の伝統的な支配形態なのだ。表向きは違っていても。まさに東洋的専制政治だ(笑)。これに吸収されるのだろうか。どうも民主制が機能してないようにも見える。形だけはそうでも。対馬から盗んだ仏像にかんする裁判とか。法による統治が徹底されてないように見える。民主体制には必須なのだが。北も中国もそういう点ではさっぱりダメで、かつての独裁体制を続けている。今時、世界中の情報があつまる時代にあんな形態を取ってるということは、そういう形でしかやれないのではないか。アラブが宗教原理主義に戻るように、かつての形態に戻っているのではないか。韓国は日本とアメリカの支援のもと、なんとかこの二十年ほど民主体制でやってきたが、実はもう存在価値はなくなってきている。かつては冷戦の最前線として、日本は資本も技術も与えた。しかしもうそんな時代ではない。国民感情的にも。放置されたら、昔に戻るのではないか。漠然と世界は民主制に進んでいく、それが進歩した正しい形だと思ってきたが、実はそうではないのかもしれない。

今の難民騒ぎも出処はそういった、民主化できなかった地域だ。中東、中央アジア、北アフリカのイスラム地域から難民が欧州に奔流している。中国韓国からは日本、オーストラリア、カナダ、アメリカへと。インド近辺からは全世界へと。中南米からはアメリカへと。要するにまともな国家が作れなかった地域からそういった国家へと流れてるのだ。これに対し、単に可哀想とか助け合おうなんてレベルで協力することなどできない。数は何倍も多いのだ。受け入れてたら、世界は混乱してしまう。

これらいわゆる先進国と後進地域の区別はいつどのようにして付いたのか。時期は多分、19世紀半ば。その時期にうまく時代の流れについていけた国地域は先進国になれた。日本はかろうじて間に合った。それは偶然ではないだろう。中国の混乱を見てた人達がいて、それを教訓にした。それ以外の地域は植民地になった。これに対して善悪の判断などできないし、するべきではない。そしてそういった地域が現在難民の流出元となって、先進国に流入している。そういった先進国は当時列強と呼ばれていたが、その構図がそのまま今にも現れてる。列強になれたから先進国になったのか、先進国になる能力をもっていたから、列強になったのか。どうも後者のような気がする。19世紀の中国の混乱を見てたのは日本だけではない。しかし、危機感をもって対応できたのは日本だけだった。それなりの能力が既にあったという事になる。そしてそれら先進地域は、封建体制を作った地域でもある。中世からなにか違いがあったのだろう。

☆ 世界史はどうなるのか

なんだか、今までの予想が外れてしまいそうな雰囲気がある。世界は民主的に、理性的に、自由な方向に向かうはずだったが、どうも逆を向いてるような。あのトルコでさえ宗教的原理主義に向かってる。イランは王政時代は自由な雰囲気があったようだが、79年のイラン革命から宗教指導者の支配下に置かれた。カダフィ、フセインの独裁時代も世俗的なイスラムで、社会的な雰囲気は自由で、女性たちも西洋風の衣装をしていたと思う。イランは例外かと思ってたら、他が似たような事を始めた。

韓国も北朝鮮に親和的な雰囲気が出てきているらしい。冷戦時の締め付けが終わったら、各民族独自の方向をとり始めて、それは民主化の方向ではないようだ。





続く
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テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

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