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トランプ勝利・・・冷戦崩壊に匹敵する画期の年となった

戦後の東側世界を支配してきた共産主義は、ベルリンの壁と共に崩壊した。今度は、西側世界を支配してきたリベラリズムが消滅し始めた。イギリスのEU離脱と共にそのはっきりとした現れだろう。実に結構な事だ。これが結論(笑)。まだ残存部隊はいるし、死んだことに気づいてない共産主義者もいるが(笑)。

今回の事態は、イギリスのEU離脱以上に深刻である。1つは、メディアの方向性と結果があまりにもかけ離れてる事。アメリカの主要メディアの殆どがクリントンを支持してトランプ攻撃を行い、3回あった討論会では全てトランプが負け判定を食らったというのに、トランプが勝ってしまった。そのずれ具合がイギリスのケースや日本のサヨクメディア支配と比べても(笑)、大きすぎる。メディアによる世論支配の終焉があまりにも明白となった。それの主因はもちろんネットの発達だろう。また、それは既成組織による支配が崩れ始めた事の現れかもしれない。東欧諸国で支配層の共産党が破れたのと状況としては似てる。

もう一つは、これほどあからさまな反リベラリズムの主張を大衆が支持した事。今までは口に出すことさえ憚られるような事を平気でいって、それが支持された。これはまさに世界的な潮流である。フランスの国民戦線やイギリスの独立党が支持を伸ばしてるのと軌を一にしている。この点で日本は遅れているが(笑)、安倍内閣が、メデアの執拗な攻撃にあっても、大して支持率を落としていないことにも現れてるだろう。

(2017/1/4追記)
※ 仏紙パリジャン、今後は世論調査は利用しないと発表(笑) → 魚拓
去年の選挙前の世論調査とその投票結果がまるで外れたらしい。要するに質問に対する回答と実際の投票行動が違ったって事。これは十分理解出来る(笑)。ポリティカルコレクトネス的に正しいと思われる答えと本心が違う時に、表面だけ合わせて答える回答者が多かったんだろう。これは実際、電話などでの回答がどこかの集団に漏らされてなんらかの影響を受ける事がなくはないわけだろうし。この電話番号の人はこういう偏向した考えを持っているとか知られる可能性がある。あいつは極右だとか(笑)。、メディアに出る建前的な議論が一般庶民の本音から遊離している確かな証拠だ。明確な亀裂が出来つつある。
(追記終わり)

あるいは、フィリピンのドゥテルテ大統領による麻薬組織への有無を言わせない抹殺政策もその流れといえるかもしれない。長らく検事をやってきての結果の判断なんだろう。西欧流の人権思想、法定主義、裁判制度など、マフィアをのさばらせるだけなのだ。スキをつかれて一般市民が犠牲になっていくだけ。その良い例が中南米だ。もう手がつけられない状態にまで巨大化している。そして毎日のように市民や警官が殺戮されている。そうなるまえに、人権屋など無視して抹殺すれば良かったのだ。民度の低い所にお上品な制度などを持ち込んだのが間違いの元。あのような「近代的」制度は普遍的で絶対に正しいと当事者たちには思われてるが、そうではない。ごく特殊な発達した社会でしか通用しないものなのだ。共産主義同様のイデオロギー信仰に過ぎない。

かつてペルーのフジモリ大統領が強圧的に左翼ゲリラを壊滅させた事があったが、それに対しても違法なやりかただといって、この手の人権屋が批難して罪人にしてしまった。かつてのゲリラのセンデロ・ルミノソとか、もう名前は聞かなくなったから、壊滅策は成功したのだろうけど。こうやって社会の安定に寄与した人間が牢獄に入れられ、不安定化を助けた側が「人権派でござい」と大きな顔をして居残ってる。この手の人権屋は確かにその社会では優秀だったんだろう。そして自分らが欧州などで学んだ思想が正しいとしか思えないのだろう。しかし、それは中南米の実態には合っていないのだ。九条信仰とよく似てる。これが理想だ、これが正しいんだと信じても現実的な効力はまるでない。理念を有難がり、現実を無視する理想主義は廃されなければならない。それは病気なのだ、共産主義と同様。自分を「進歩した」人間だと思いたがる病気。どんなイデオロギーも生物のDNAには勝てないのだ。もう発見以来50年以上たったのに、まだ理解できない人たちがいる。「多文化共生というまやかし」参照。むしろ、共産国家の崩壊以降、リベラリストはここが最後の砦だと言わんばかりに各地で抵抗している。

※ リベラリズムについて

これは色んな意味合いがあるようだが、ここで言っているのは、自由・平等などの社会的公正を過度に重視して、それを自国政府や国民のみならず、他国や世界にも要求するような姿勢を指している。反差別(人種、性、階級他)、反独裁、反貧困、移動の自由、移民難民の受け入れなどを原理主義的に主張する姿勢である。一言で言えば、EUの理念。結果として、ポリティカル・コレクトネスの強要、言葉狩りの横行、アファーマティブ・アクション制度、同性婚などを生む。

まあ、こういう思想自体が悪いと言わないが、行き過ぎてる状況だと思う。欧米ではこういった考えに反対すると社会的に抹殺されるので、口に出せないとか。そのために選挙予想のアンケートでも正確な集計が出来ず、隠れトランプ派が大勢出たために、予測が狂ったらしい。あるいはイギリスの地方で、ムスリムにより現地少女への集団的な強姦事件があって、1000人規模の被害者が出たにも拘らず、難民批難とみられる事を恐れて隠してたりとか。

※ グローバリズムについて

これは本来は企業の世界的展開、金融や市場の世界化を指していたわけだが、最近は移民難民問題をもこれに含める傾向があるようだ。それは違うと思うのだが。企業の展開などだけなら、政治的に中立であって価値観を含むものではないと思うが、移民難民の容認までいれると話がずれる。ただ一方で、企業のグローバル化によって格差が大きくなり貧困層が増えるという傾向はあるようで、今回のトランプの勝利も反グローバリズムによるものと捉える人もいるようだ。そういう側面は確かにあるだろう。しかし、ここ数年に爆発した移民難民問題をグローバリズムに含めるのは、実態として合わないと思うのだが。グローバリズムには植民地時代をも含めることもあるし。

移民難民問題は、アラブの春など、この数年の中東、北アフリカの情勢の流動化と、EU側の受け入れ姿勢によって起きたものだろう。そして、ネットの発達で各地の情報が得やすくなってそれが加速された。それに、パキスタンやソマリア、アルバニアなどの国民まで紛れ込んで混乱を増大させている。しかも、中東北アフリカの情勢悪化はまさに、欧米のリベラリストが促したことなのだ。アラブの春とか言って、フセイン、カダフィを倒しアサドを弱体化させて難民を何百万も出してしまった。そしてそれが欧州に殺到して大混乱となった。まあ、欧州のリベラリストの自業自得ではあるが。


※ クリント・イーストウッド 

彼はトランプを以前から支持していたらしい。8月の時点での発言。→ ハフィントンポスト

>彼は自分の正直な気持ちを言っているだけだ
>.内心ではみんなポリティカルコレクトネスに媚びるのはうんざりしているんだ。俺たちは今、お世辞だらけの時代に生きている。


有名人の発言だから取り上げたのではない(笑)。私は、スター、芸能人、有名人などの種類の人達の中で、クリント・イーストウッドだけは信用している。理由は『父親たちの星条旗』という映画を作った人だから。

この映画は、あの激戦地硫黄島での戦いを描いたものだが、同時に2本の映画を作った。日本側の視点から描いた『硫黄島からの手紙』と、アメリカ側視点のこれ。「手紙」の方は、割りと普通の映画。日本への配慮が過ぎたかな、という印象も受ける。もちろんあの状況でほとんど全員玉砕し、日本軍以上の死傷者を敵にもたらした日本軍兵士の戦いは忘れてはいけないが。

しかし、「星条旗」の方はちょっと常軌を逸しているのだ。あの米軍の英雄的な戦い、米軍のプライドとでもいうべき勝利をネタにして、クリント・イーストウッドは、アメリカという国や社会の虚飾や恥部をえぐりだした。そこまでやっていいのか、というぐらいにやっている。ベトナム戦争などで、米軍の暗部を描いた映画はあるだろう。だが、それは予め一定の支持を得られるのは分かって作ってることなのだ。当時から批判はあったわけだし。そういう風潮におもねったとも言える。しかし、アメリカの栄光の勝利であったはずの戦いを元にしてそういう風に描いた映画はあったのだろうか。おそらくないと思う。それをやったというのが、普通じゃない(笑)。ちょっとイカれてる。しかし、彼は正直なひとなのだろう。

実際にあの映画で描かれた面はあったのだろう。そうでないと作る意味がない。彼の立場で作るはずはない。
彼は自分の正直な気持ちを言っているだけだ、この映画で。
言動が一致している。それにしてもよく作ったものだ。かれぐらいの立場じゃないと作れないだろう。しかし、また、彼のような立場になったら、わざわざああいうものは作らないだろう。そこが不思議なところだ。

ただ、まあ、スペクタクル的な面を含め映画的な面白みはないかもしれない。
それを含めて、『グラン・トリノ』は傑作である。しかも、異人種、異文化への嫌悪と反感、摩擦からストーリーに入るという今回の事例にまさにあてはまる映画である。これは具体的な事は書かない事にする。見てない人は事前の知識なしにみるべきだろう。よくこんな脚本を作ったものだと感嘆させられる。

そしてあの、『許されざる者』。これは普通西部劇と言われているが、そうではないと思う。描かれてる事象は確かにそうだ。しかし、実際は幻想的な物語なのだ。リアリズムは追求されていない。アメリカの歴史のイメージの断片を幾つか寄せ集めたモンタージュのような映画。登場人物や事件、場所は、想像の世界のものである。だから、それはある意味で『ラスト・サムライ』に似ている。違いは、ラスト・サムライが、外国から見た日本のイメージのモンタージュであるのに対し(サムライ、忍者、桜、西洋化など)、許されざる者は、同国人が持つ自分らのイメージのモンタージュであるという点。かれは自分の来歴をまとめたのだろうと思う。まあ、何を言っているのか伝わらないとjは思うが(笑)。ただの妄想であるという事で構わないけど。私も、ただ単に正直に書いてるだけだ(笑)。一度しか見てないから、上手く言葉になってないのは確かだが。しかし、あれを北海道に移植して作るとか、馬鹿げてるとしか思えない。見てはいないが。





続く、
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テーマ : アメリカ大統領選挙戦
ジャンル : 政治・経済

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