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ヴォルフ歌曲集2、カンツォーネ

カンツォーネ
 オー・ソレ・ミオ-'O sole mio


発声練習を兼ねて。Bがギリギリ出た。

ヴォルフ歌曲集2より
 ミケランジェロの詩による3つの歌曲
  私はしばしば思う・・・Wohl denk'ich oft
  この世に生を享けたものはすべてほろびる・・・Alles endet, was entstehet
  私の魂は感じ得ようか・・・Fuhlt meine seele


以上で歌曲集2は終わり。しかし、最後の辺りは全然面白くなかったな。記譜法も意味がわからないし。
この第2集は前半はいいのだがなあ。
復習で、
    君を愛するあまり随分と時間を無駄にしてしまった-Wie viele zeit verlor ich,dich zu lieben!
    さあ、歩くのだよ、マリア-nun wandre,Maria


君を愛するあまり、

この曲はいたく気に入った。

さあ、歩くのだよ、マリア


古画に寄せて、


次はチマーラだが楽譜が絶版で手に入らない。

しかしヴォルフって不思議な作曲家だ。上のように、非常に繊細で独自の美しさに満ちた曲がある一方で、全く意味不明、あるいは歌唱不能なものがある。子供のころから変わった性格だったらしい。ウイーン音楽院では(冗談で)校長を脅迫して退校になったとか。それで、最初はワーグナー寄りの評論家としてデビューしたらしい。後には作曲に没頭したが、大した収入は得られなかったとか。最後は梅毒の影響で発狂して人生を終えた。

極めて繊細で美しい曲が1割、普通に良い曲が1割、何とも言えない普通の歌が2割、意味不明な曲が5割、歌うのが困難な曲が1割かな。シンコペーションがやたらに多い。ある曲では1小節の中に短い音符が20とか30とかあって、その短い音符の中でシンコペーションしてるのがある。縦に拍子の線を引かないと分からないレベル。まあ、レシタティーボ風に歌うのかなあという気もするが、なんだか良くわからない。

しかし、綺麗な曲は極めて綺麗、しかもルーティーン的じゃなく、曲ごとにオリジナリティがある。臨時記号がやたらに多く、調性は不安定。どこのだれとも似てない。若干、ラベルなんかの印象派風な面もあるが。ラベルよりはやや前の人だけど。

よくマーラー・ヴォルフとまとめられるが、マーラーとは違う。私はむしろ、マーラーに病的な異様なものを感じる。何か根本のところでずれてる。粘着的で我執的というのか。ヴォルフは「我」から離れている感じがある。離れすぎて狂ってるように見えるが、音楽に向かう純粋さがある。マーラーは自分の感性に異様に拘っている。気質的に、あるいは感触的に似てる作曲家といえば、私の知ってる限りでは、シューマンかもしれない。シューマンも綺麗な曲はやたらに綺麗だ。彼も精神を病み、療養所で生涯を終えたが。
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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