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さすらいのギター-ロシア民謡

黒い瞳関係で、ザサウンズのビデオを見ていたら、思いがけない発見をした。
彼らのヒット曲”さすらいのギターーMandschurian beat"はもともとロシアの民謡で、日露戦争で倒れた兵士を悼む曲だったらしい。”満州の丘に立ちて-On the Hills of Manchuria”。全く知らなかった。



wikipediaにもあった
>1906年、日露戦争に軍楽隊員として従軍したイリヤ・アレクセエヴィッチ・シャトロフ(Илья Алексеевич Шатров、1879年 - 1952年)によって作曲された曲。日本軍との戦いで死んだ戦友を偲んで作られた曲とされている。元々は『満州の丘の上のモクシャ連隊(Мокшанский полк на сопках Маньчжурии)』の題名で吹奏楽曲として作曲されており、ロシアでは現在も吹奏楽団や民族楽器オーケストラの重要な演目となっている。
作曲されたその年から現在に至るまで、数種類の歌詞がつけられ、ロシア語版ウィキペディアでは、5つの歌詞が紹介されている[1] 。1926年発表の、アレクセイ・イワノヴィッチ・マシストフ(Алексей Иванович Машистов) の歌詞が、よく聴かれる。ロシア革命後の混乱のさなかのシベリア出兵による日本軍との戦闘で亡くなった兵士をイメージに置いたものとされている。ロシア歌謡としては、長きに渡り歌い継がれてきた。
日本において、笹谷栄一郎の訳詩がつけられ、ロシア民謡として歌われている。しばらくは、ロシア民謡愛好家やうたごえ運動のレパートリーとなっていた。1994年に加藤登紀子が発表したCD「ロシアのすたるじい」の曲の一つとなっている。
1963年に、フィンランドのグループ、ザ・サウンズ(The Sounds)が、この「満州の丘に立ちて」をグループサウンズ風の4拍子に編曲、"Manchurian beat" として発表する。アメリカ合衆国のグループ、ザ・ベンチャーズ(The Ventures)が、これを世界的にヒットさせ、「さすらいのギター」という邦題がつけられる。寺内タケシや小山ルミもカヴァーする。


英文wikipediaによると、奉天会戦で、11日間日本軍に包囲され重大な損害を出した戦いを想起して書いたものらしい。
なんで満州がタイトルに出てくるのか当時は全く分からなかった。ただのエキゾチズムかと思ってた。
「文部省唱歌」のシリーズで、丁度「橘中佐」「水師営の会見」などを取り上げていたので、偶然の符合にちょっと驚いた。

歌詞はいくつかあるらしいが、英文ウィキにあるのは以下の通り。日本語訳は自作。

Around us, it is calm; Hills are covered by mist,      我らを静寂が包み、丘は霧に覆われている
Suddenly, the moon shines through the clouds,      突然月光が雲を突き抜けて辺りを照らすと
Graves hold their calm.                     墓地が静まりかえっている
The white glow of the crosses — heroes are asleep.   十字架は白く輝き---英雄たちがここに眠る
The shadows of the past circle around,           過去の影が辺りを巡る
Recalling the victims of battles                戦いの犠牲者を呼び起こしながら 

Dear mother is shedding tears,               いとしい母は涙を流し
The young wife is weeping,                 若い妻は嘆き悲しんでいる
All like one are crying,                    誰もが一つになって泣いている
Cursing fate, cursing destiny!                運命を、宿命を呪いながら

Around us, it’s calm; The wind blew the fog away,   我らを静寂が包み、風が霧を吹き流した
Warriors are asleep on the hills of Manchuria      戦士達は満州の丘に眠る
And they cannot hear the Russian tears.        誰もロシア人の悲嘆を聞くことはない
Let sorghum’s rustling lull you to sleep,         高粱の葉のざわめきで君らは眠れ
Sleep in peace, heroes of the Russian land,       平安の内に、ロシアの大地の英雄達よ
Dear sons of the Fatherland.                祖国の親愛なる息子たちよ

Dear mother is shedding tears,               いとしい母は涙を流し
The young wife is weeping,                 若い妻は嘆き悲しんでいる
All like one are crying,                    誰もが一つになって泣いている
Cursing fate, cursing destiny!               運命を、宿命を呪いながら!

You fell for Russia, perished for Fatherland,      君らはロシアの為に亡くなった、祖国の為に倒れた
Believe us, we shall avenge you             我らを信じよ、必ず復讐を果たす
And celebrate a bloody wake!              そして血まみれの通夜を執り行うのだ!




英語歌詞付き。ただし、上のとは違うようだ。


ホロストフスキーも歌っていた。

素晴らしい。歌の力ってものがあるのを感じる。ホロストフスキーは、響きが深い上に、常に真摯に歌う。
観客も伴奏者側も満足してるようだ。




3:02に、the special assault corps(prepared to die) did not succeed とある。いわゆる白襷隊。

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