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大利根無情

あの三波春夫の代表作。うっかり見てたら見入ってしまった。
最近じゃ、平手造酒の話なんて滅多に聞かないが、昔はよくテレビドラマや映画になったものだった。元は武士だったがヤクザの用心棒に身を落とし、病気の身ながらヤクザ同士の決闘に参加して死ぬ人物である。


さすがに上手い。声が素晴らしいし、何より気持ちの入った演技がいい。歌というものは口だけで歌うの物ではないという事を実感させてくれる。全く異なるジャンルではあるが、BABYMETALのスーメタルがまさにそれをやっている。歌の世界に入りこめるというのも才能だろうと思う。


同じ題材を歌った、田端義夫の、大利根月夜


作られたのは戦前で、当時のお座敷小唄風のメロディーがある。「利根の流れを」の辺り。

江戸末期は、商業・物流が盛んになる一方では、治安が乱れていたために、各地に大きなヤクザ組織が出来ていた。特に関東は、旗本の小さな所領が多かったため、犯罪を犯しても逃げ易く、取締りがしにくい状況だった。それで幕府は、関東取締出役という役を作って関八州を領地の区別なく取り締まらせてた。八州廻りともいう。国定忠治はこれに捕まって刑死している。

この歌の元となった大利根河原の決闘は、千葉の二人のヤクザの大親分の戦いだった。笹川繁蔵と飯岡助五郎。ともに元は力士で当初は仲が良かったらしいが、飯岡助五郎が関東取締出役の手下の岡っ引きになると対立し、ついに笹川捕縛の命令が飯岡にくだり、その結果起きたのがこの決闘。決闘自体は飯岡側が半数を倒され、笹川方は平手が死んだだけで、飯岡の敗北に終るのだが、お上に逆らった形になった笹川は逃亡し、後に飯岡側に暗殺される。笹川一家も幹部は処刑され消滅したという。また笹川の遺体は切断され飯岡助五郎の元に運ばれたが、飯岡は厚く弔ったという。その遺体の隠匿と再発見のくだりはまるで小説のようで面白い。→ wiki

この関係の映画はなんと46本も作られたとか。しかし、最後に作られたのが76年だから、最近は忘れられてるか。まあ、ヤクザをあまりに美化したりするのも何だけど。ちなみに、ドライブ途中に初めて飯岡町を通った時はちょっと感動した(笑)


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テーマ : 演歌/歌謡曲
ジャンル : 音楽

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