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20世紀初めのカラー写真ーアルベール・カーンが記録した日本

カラー写真は戦後実用化されたものだと思っていたのだが、そうではないらしい。実は1903年にリュミエール兄弟によって特許が取られたオートクローム方式というのがあった。これは一枚の乾板によってカラー写真を撮るもので、それ以前にも3枚の乾板を使うものもあったとか。あまり実用的ではなかったらしいが。今のフィルムを使う形式のカラー写真は30年代にコダックによって作られた。ただ、古い写真で色が付いてるものは、多くは後に着色されたものだろう。ちなみに、カラー映画は30年代から開発が続けられ、54年に今の形式のものが出来たらしい。

フランス人のアルベール・カーンは、ダイヤモンドで巨万の富を築いたあと事業から引退し、世界を記録するために、50カ国にカメラマンを派遣し、72000点のオートクローム方式によるカラー写真と、約100時間分の白黒フィルムによる映像を残した。一部jカラー映像もある。今それらは、フランスのアルベールカーン博物館iに保存されている。
→ そのサイト日本風庭園のページ日本風家屋のページ

日本には、1908年から20年代にかけて3人のカメラマンを派遣して写真を撮らせた。本人も一度きている。この映像はその日本関係のものをまとめたもので、BBCが作った番組。特に日本の風俗・文化に関心を持っていて、皇族や政治家とも交流があったとか。地方のなんでもない家屋や民衆の写真が多く、感動させられる。



カーン自身は36年に世界恐慌の影響で破産、無一文になり、40年に亡くなったとか。

これらの写真に生活感がないという批判もある。確かに、農婦などの着ている服は変に綺麗だ。普段の作業着ではない。おそらくは晴れ着に近いような、最上等の服の洗い立てを着ているのだと思う。ただ、それはやむを得ないことだろう。当時は、写真に写ること自体、生涯に一度というレベルの珍事であったはず。特に田舎の人間にとっては。

私の子供の頃だって、カメラを持っていた人なんてほとんどいなかった。子供時代の写真がない人はかなりいるはず。私の父親はカメラマニアに近く、白黒写真を撮っては自分で現像していた。私はよく写真を撮られていて、他の子の視線を感じてもの凄く嫌だった。今でも撮られるのはいや(笑)。あるとき12枚撮りのカラーフィルムを入れていて、私に1枚だけ撮って良いと言って貸してくれたのだが、私は何の気なしに2枚とって、もの凄く怒られた事がある(笑)。多分現像や焼付けの代金が高かったのだろう。

20世紀という時代は、変化が強烈だ。写真もそうだし、録音もそう。19世紀終わりの蝋管型、円盤型から、デジタルにまで進んだ。航空機もライト兄弟が初飛行したのが、1903年だし。

科学技術に限らず、政治の世界も、20世紀初めは世界中が欧米の植民地だったのが、ほとんど独立国になった。共産主義旋風が吹き荒れてソ連ができたのが、18年、崩壊したのが、91年。その間、独裁と虐殺とで1億人が殺された。今でも、偽共産主義の北朝鮮や中国がいて、それを信奉している狂った連中もいるが。
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