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「危険地域からの情報は使わない」という見識ーAFP通信

☆ フリーランスの背中を押さない
☆ 後藤氏の行動の美化の矛盾



☆ フリーランスの背中を押さない

AFP記者、Michèle Léridon のコラムの引用、ソース魚拓

>ただ昨年の8月以来、私たちは、反体制派が支配している地域に記者を送ることはやめた。危険すぎるためだ。外国のジャーナリストがそうした無法地帯に飛び込めば、誘拐や殺害されるリスクが高い。AFPに定期的に動画などを提供していた米国人ジャーナリストのジェームズ・フォーリー(James Foley)氏が8月に、ISに殺害されたような悲劇が起こり得るのだ。反体制派が支配する地域では、外国人ジャーナリストはもはや地元住民の苦しみを外部に伝える目撃者としては歓迎されておらず、攻撃のターゲット、あるいは身代金のための「商品」として見られている。

> フリーランスはシリア内戦で大きな犠牲を払ってきた。大きすぎる犠牲だ。そのようなリスクを背負おうとする彼らの背中を、私たちは押したくはない。

まさに今回、それに近いことがおきた。かつての戦争取材のように、ある程度は「秩序」が保たれた状況ではない。第二次大戦でも、ベトナム戦争でも敵味方の支配地はほぼ明らかであり、その中で一方の軍隊によってある程度の安全が確保された状態で取材が行われた。しかし、それでも、キャパや沢田のように犠牲者はいくらも出たのだ。

今回は、どこに敵がいるのか分からない。誰が裏切るのかも。また、欧米や日本の側の軍隊がその地にはいない、という状況である。そういった中での「取材」らしい(本当に取材かどうかははっきりとはしないが)。そんな混乱した所に行くのなど、無謀の一言である。なんで、後藤氏が賛美されてるのか。何の意味もない、ただ死ぬためだけの行動だったのに。

一説には、日本のマスコミから映像を頼まれたとか、あるいは、湯川氏を助けるためだったとか、諸説ある。なんでも、10分間の映像で300万円手に入るとか。こういう事なら危険を冒しても行って見ようか、という人も出るだろう。まさにそれを危惧してAFPは上記のような決定をしたのだ。これこそが見識というものだろう。

一方、国内ではただただ安倍攻撃の為だけにこの事件が使われている。後藤氏の美化もそのために行われている面がある。安倍首相が行く何ヶ月も前から捕虜となっていたし、いつ殺されたのかも分からないってのに、全てを安倍首相のせいにしている。仮に避難民支援を表明しなかったなら殺されることはなかったのか? そんな保証など全くない。彼らは、外部から来た人間どころか現地民でさえ、訳もなく殺し、それをビデオに撮り、ネットに出している。幼児や少年をも殺している。彼らが人を殺すのに大した理由など必要ないのだ。普通の感覚ではない。

しかし、日本の野党やサヨク系の人たちは、安倍のせいにしようとやっきである(笑)。政局のためなら、避難民がどうとか、テロリスト集団がどうとかどうでもいいらしい。ネットでも、まるで日本だけがISISのテロの対象になったかのような妄想をふりまく書き込みもある。実際にISISを攻撃している60カ国の有志国連合など無視して(笑)。とんでもない奇妙な連中だことだ。マスコミも野党ももっとまっとうな事はいえないのか。

ただ、ちょっと気になるのは、ああいったテロリスト集団を批判しようとせずに、内部にのみ原因を見ようという傾向があることである。これは実は日本にはかなり普通に見られる感覚ではないかと思う。だから、かならずしも政治的な意図とは限らない。分析よりも前に、そういった感情に引きずられている面があるような気がする。これは実は日本に古来からある、アニミズム的な恐怖心からくるものではないだろうか、という事をHPの方で書いたが。


☆ 後藤氏の行動の美化の矛盾

柳澤秀夫って人のテレビ番組「あさいち」でのコメントらしい → ソース

美化の典型である。

>戦争になったり、紛争が起きると弱い立場の人がそれに巻き込まれて、つらい思いをするということを、彼は一生懸命に伝えようとしていたんじゃないか。

それは結構な話だ。しかし、戦争・紛争で辛い思いをするのは誰だってそうだし、わざわざ言われなくても分かる。さんざん記録されてる事である。問題は、じゃあどうすればいいか、という事だろう。とりわけ、今回のISISに関して、民衆の悲惨さを「伝え」た後の話だ。恒久の平和を心の中で祈るのか(笑)。九条の旗を掲げて行進するのか。首相官邸前で歌ったり踊ったりすればなくなるのか。具体的な行動としては次の二つぐらいではないだろうか。

※1 ISISの暴虐を抑えるために軍事的に制圧する
※2 そういった可哀想な人の為に援助をする


※1は、現に有志国連合がやっている。しかし、後藤氏の行動を美化する人たちは、多分賛成してないだろう、勝手な想像だが。特に日本が軍事的な行動をすることには、絶対に反対するだろう。
※2は、安倍総理がやったが、この手の連中が猛批判した(笑)。その理由というのは、日本がテロの対象になるかもしれないから、という事らしい。可哀想な人たちはどうでもいいみたいだ(笑)。矛盾してないだろうか?

一体どうすればいいのだろうか。後藤氏の行動を美化したあとに、何をするのか? 多分、自分の善人ぶりに満足して何もしない。まあ、善人だというアピールぐらいはするだろう。

>「われわれ一人ひとりにできることというのはものすごい限界があるんですけど、この機会にそういうことを真剣に考えてみてもいいのでは・・・。」
>柳澤氏のこの言葉の意味は重い。


真剣に重く受け止めればいいらしい。一般民衆はバカだから、こういう機会でもなければ分からないらしい。こういうのが立派な「見識」らしい。こんな放送をして、みんなで満足したらしい。素晴らしい人達みたいですね。

しかし、戦争の悲惨さを理解すれば戦争がなくなるとか思ってるおめでたい人がいるとはね。それより遥かに悲惨なことはいくらでもある。飢餓、渇水、異民族による虐殺、宗教による差別・殺戮。こんな事は世界中行われてきた。そのままなら民族が絶滅するかもしれないが、隣の民族の水源を取れば生存出来ると分かってて取らない指導者がいれば、その民族は死滅するしかない。何も残さないで消えるだけだ。それが生存競争ってもの。日本はそんな環境じゃなかったから、お花畑の夢想をしていればよかったのかもしれないが。

しかし、なんと言う「軽い」言葉だろうか。誰にでもいつでも言える、どこかで聴いた事のあるような言葉を、識者風に言う。「一人ひとりに出来ることは限界がある」、はいはいそうですね。国家や軍隊レベルでないとどうしようもない事態があるわけです。「真剣に考えてみてもいいのでは」、普段阿呆なことばかり考えてる庶民だからね(笑)。こんなチョー軽い言葉を神コメントだの珠玉だの言って、善人の列に連なるわけだ。

柳沢氏にしてもこれを引用して賛美してるこの水島って人にしても、一体どんな頭の構造をしてるのか理解できない。こんな事を書いて内輪褒めしてて、いくらかでも中東がよくなるのか? 自分らが満足するだjけではないのか? 昔の戦争について語ってるのではない。今現在進行形で、被害者が数百万人もいて、何千何万という人たちが斬首されたり焼殺されたりしてるし、これからもそんな事が起きるのは確定的な事態なのだ。お互い御立派な言葉をいって満足して終わりですか。しかも、いくらかでも救おうとしてる人たちを侮辱して。日本てなんでこんなに腐ってるんだろうか。
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テーマ : 中東情勢
ジャンル : 政治・経済

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