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ロベルト・ムローロという歌手ーRoberto Murolo

もう亡くなってる歌手(1912-2003)なのだが、最近知った。そしていたく気にいった。
日本ではほとんど無名だろう。日本語 wikipedia にさえ無い。

声楽のレッスンでカンツォーネを常にやっているので、YOUTUBEで参考になる歌唱を探していて見つけた。ナポリ民謡てのは、あの三大テナーが歌うように朗々とオペラチックに歌うもんだと思っていたから、全く異なるアプローチのムローロの歌い方に驚き、またその弾き語りの素晴らしさに感動した。
しかし、日本語で紹介しているサイトなどはあまり無いようなので、私自身も良くは知らないけれどなんらかの形でまとめておいたほうがいいだろうと思って、英文wiki なとをもとに簡単にまとめてみた。

生まれたのは、1912年1月19日、亡くなったのは2003年3月13日、父親は詩人で、早くから音楽に興味を示し24歳の時にジャズカルテット、 Quartetto Mida を作って外国で演奏していた。
戦後イタリアに戻ってからはナポリ民謡の歌手としてコンサート活動やラジオ出演などをしていた。また映画出演も10本以上あるらしい。他の言語のwikiなどをみると、50年代になんらかの犯罪に関わり、その後長い間公の活動が出来なかったようだ。90年代以降は、ナポリの音楽大使などになって再評価された模様。

彼の歌い方はかなり特徴的で、クルーナーといわれるタイプ。優しい声で歌う。ビングクロスビーやナットキングコールなどが代表例のようだが、個人的にはそれらとも違う気がする。あの手の歌い方にはある種の性的な要素があって、下心ありって感がするんだけど(笑)、彼の歌唱にはそう言った面はなく、歌に誠実に向き合っているという印象がある。上に書いたような経験が、歌に深みをもたらしているのだろう。
(名前の表記は、ムーロロの方が多いような気もするが、ムローロにしておく)

マリア・マリ、Maria Mari'


さらばナポリ、ADDIO MIA BELLA NAPOLI

ギター伴奏が効果的。日本で似たような歌手といったら、「知床旅情」を歌った森繁久弥 ぐらいかなあ。あまりこんな感じの歌手はいない。また、たとえ居ても、表に出てくる事はないような気がする。美空ひばりの「みだれ髪」を作曲者の船村徹が歌ったのがあるが、ちょっと似た方向性かな。昔の歌手だと、フランク永井とか石原裕次郎もこの傾向かもしれないが、やはり違う。ああいった歌い方は、男性から女性へ歌いかけてる、という大前提がある。ムローロのにはそれはないと思う。

実はこの「さらばナポリ」という歌は練習した事があるのだが、自分で歌うとなんだかつまらない曲。平凡な面白みの無い曲だなあと思っていた(笑)。それがこれほどまでに感情を込められるというのが驚異的。

ナポリターナの名曲、君に伝えて、Dicitencello Vuje

普段歌わない2番が入ってて、3番までになっている。

あなたに口付けを、I' TE VURRIA VASA'


五月に、Era de maggio

つい今日思い出したのだが、これも以前やっていた、3年前に。すっかり忘れていたが。で、その時の感想は「ちょっと退屈」だった(笑)。しかし上手い人が歌うと全く違う。情けないぐらいに違う。

ナポリの涙、Lacreme napulitane

(2015/1/17)










96年の歌唱

私はこの人が生きてる時に、この街を訪たんだな。


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