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書き散ら誌3 戦争は絶対悪なのか

戦争は絶対悪なのか

毎日新聞で、鳥越って人が、
>だけど絶対、戦争はしてはならない。僕は最後の1人になっても、どんな状況になっても「NO」と言い続ける。

なんて事を書いてるらしい。
これはこの世界において、決して天国ではないこの地上において、正しいと言えるのか?

勿論、ノーである。そもそも世界の常識に反している。世界中の国が軍隊を持っているのは何故か。それは戦争が起こることに備えてであって、別に侵略しようとお互い虎視眈々と狙っての事では、必ずしも(笑)無い(一部国家を除く)。戦争が起こる事、参加せざるをえなくなる事を、未来のありうる事態として、世界中の人間が想定しているわけだ。世界が狂ってるのか、この人が狂ってるのか。

しかし、日本にはこの手の輩が多い。「九条」信者とか、リベラルを標榜する連中だとか。それは外部からの侵略に滅多に会うことがなかった日本の特殊事情によるのと、GHQによる洗脳、そして、ある隠された特定の意図によるものだろう。

戦争が必要な場合

戦争をせざるを得ない事態は、私見では少なくとも二つある。異民族の支配や凶悪な独裁者の支配にさらされそうな時だ(後者は内戦となるが)。日本は幸運な事に、この二つの被害を受けていない。最大の不幸が前の大戦であったのだ。だから、戦争にだけ目が行ってしまう。しかし、それでも死者の合計は最大の推計でも300万人、国民の数%に過ぎない。これは実は他国と比べれば大した悲劇とは言えない。

異民族による支配の酷烈さは、世界史に充満している。イギリスによるアイルランド支配では、人口の半数が餓死、あるいは他国へ逃亡したという。モンゴルによるアジア大陸支配も有名である(尤も言われてるほどのものではなかったとも言うが)。西洋人による新大陸支配など、もはや言うも愚かであろう。ほとんど絶滅させてしまった。殺すことが遊びでさえあったのだ。

現代においても、中国共産党によるチベット支配とか、ソ連によるウクライナ支配、極東地方にいた朝鮮族支配などいくらでもある。チベットでは人口の1割以上の120万人が殺され、多くの男が断種を強制され、チベット寺院が壊された。ウクライナでは穀物の強制取り立てで一千万人近くもの餓死者を出した。極東にいた朝鮮族はソ連によって、環境が全く違う中央アジアに移動させられた。第二次大戦後、東欧に住んでいたドイツ人の帰国の際には、300万人が殺されたという。

独裁者、あるいは独裁集団による殺戮は、20世紀の共産国家において当然のような光景でもある。前項の異民族支配と若干被ってしまうが、それ以外でも、カンボジアのクメールルージュによる、国民の3分の1の260万人とも言われる殺戮があり、中国共産党の大躍進、文化大革命では、共に数千万人の犠牲者を出したとも言われる(餓死者なども含むが、毛沢東は、農民など餓死しようと、取り立てればいいと言ってたらしい)。

日本の場合

日本は余りにも平和だった。しかし、そんな日本でも危機に直面したことが、何度かあった。元寇時と、太平洋戦争の前後、そして、この前の民主党支配である(笑う人もいるかもしれないがほんとにそう思ってる)。

戦後の米軍による占領はどうか、という人もいるだろうが、あれは実は幸福な占領であった。なぜなら、来たのが軍隊だけだったからだ。彼らの多くは帰っていった。もし、米軍でなく他の国が占領していたら、それでは済まなかったはず。恐らく今の北方領土のように、そこの国民が移住してきただろう。そして、日本人は住処を追われただろう。神社や寺院は壊され、多くの日本人は平和な統治下で殺され、あるいは凍土や砂漠地帯に移住させられただろう。環境が違えば、日本人は日本人でなくなる。桜も米も刺身も風呂も、あらゆる日本文化は失われただろう。

元寇時、元軍は戦闘員だけでなく、農業従事者も連れてきていた。もし鎌倉幕府軍の果敢な戦闘が無かったならば、直ちに北部九州は占領され、日本人は追い払われるか奴隷の境遇にされただろう。日本全土もそうなっただろう。台風にやられたというのは、それは結果であって、海上を何ヶ月も漂っていれば、どこの海だって嵐ぐらい起きる。まともに上陸をさせなかった戦いこそが日本を救ったのだ。

戦国以降は、実は日本は強大な武力を持っていることが知られていたから、あまり危険は無かったと思う。

あとは日露戦争時だが、ロシアは陸軍国なので脅威にはなったと思うが、致命的だったかどうかはわからない。

第二次大戦前後

問題は第二次大戦前後である。戦争を始めた事を批判する人は多いが、私はやむを得なかったと思う。もし日本が大人しくしていれば、何も起こらなかったのか? そんな事はない。相手はあのアメリカである。対メキシコ、スペイン、最近のベトナム、イラクを見れば分かるが、言いがかりを付けては戦争に巻き込んでいる。

既に39年に戦争は始まり、イギリスはナチスによって孤立化させられていた。アメリカは公には参戦はできなかったが、護衛空母や駆逐艦を貸与してかろうじて救っていた。中国にも、義勇軍の名目で真珠湾攻撃より前に、戦闘機部隊を派遣していた(フライングタイガーズ)。この部隊は実際に戦闘したのは真珠湾以降だが、すでに戦闘態勢に入っていた。

軍備についても、ロンドン軍縮条約が切れて、大建艦計画が始動し、大型空母エセックス級20隻ほどや小型空母、護衛空母などの多数の空母の建造が始まっていた。これらの部隊が43年になったら戦場に投入出来る態勢になることは、日米両軍共に分かっていた。B-29が開発されていることも知られていた(試作機の初飛行は38年)。そうなったら日本に勝ち目など100%無い。こんな情勢で、あのアメリカが何をやるか。そんな事は想像が付くことだ。大体、日本が大人しくしてれば戦争は起きなかったと思ってる人は、アメリカをなんだと思ってるのか。そんな紳士的な国だと思ってるのか?(笑)。

あの国は当面の敵はどんな手を使っても叩く。ネイティブインディアンを卑劣な手を使っては攻め滅ぼし、戦艦メイン号の爆沈ではスペインに言いがかりを付けて開戦しフィリピンその他を領有した(その時の合い言葉が、Remember the Maine)。メキシコ領土だったテキサスには独立を宣言させて、その後領土化し、独立王国だったハワイでも白人の居留民に王族を追放させたあと併合した。日本の韓国併合の僅か10年ほど前の事だ。韓国併合を良心的な面持ちで批判する人が、同様にハワイ併合を批判する所など見たことがない。王族は、日本は保護し、アメリカは追放したというのに(関係ないが、ビルマの王族もイギリスによって1885年、インドに追放され貧困生活を送っている。日本の対応の良心的な事。韓国併合の僅か25年前の事だ。)。

日米戦争においては日本に問題があって米側には何の問題も無かったかのような論調を使い、戦後の冷戦についてはアメリカだけを非難する。これはサヨク特有の詭弁である。まるで非難対象国以外は理性的で誠実な対応を取ったかのような図を描くのだ。対立関係では一方の態度に応じて他方の対応も変わる。日本が開戦しなくても、当時の情勢ではそのままでは済まない。昭和16年の時点ではアメリカには戦う気がなかったとしても、その後もずっと同じだとは限らない。軍事的に圧倒的な情勢になれば、アメリカは何かをやったに決まっている。

とりわけ、フィリピンをアメリカが領有していたことは大きい。もし日本が黙っていたまま昭和18年になれば、アメリカはフィリピンを拠点として、空母の大艦隊を日本周辺に遊弋させる事ができる。また石油禁輸あるいは制限が続いていれば、日本に石油の備蓄などなくなっているだろう。完全に日本を締め付け、さらに何か事件を起こして開戦の口実を作ることは容易い。その状態では日本は一方的にやられるだけで、勝ち目はない。絶対にやったと思う(ちなみに、昭和16年、17年時点では、太平洋における日米の艦隊戦力は比較的拮抗している。空母だと日本がやや上。アメリカは東西両面に艦隊を分けなければならなかった)。

で、その場合、これは想像だが、アメリカは領土的野心が無いことを示すために、日本を分割してソ連や中国にも占領させていただろう。そうなっていれば、日本はお終いである。皇室もイラクのフセインのように侮辱されて廃されただろう。開戦は正しかったと思う。実際は日本はアメリカの予想より手強く、カミカゼ攻撃などで肝を冷やさせた。戦後の米軍の統治が比較的良心的で、日本が分割されなかったのは、おそらく、それら兵士達の勇敢な戦いのせいもあるだろう。迂闊なことをやれば、どんな抵抗があるか分かりはしない、と思わせるのは大事なことなのだ。

民主政権については、色々と怪しいことが多いが、情報が不足しているので、次回以降に回す。

以上





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