古式レンズシリーズ(9)・・・雨畑の吊り橋、上沢寺・久遠寺、富岳風穴

延々と続く古式レンズシリーズ、今回は

NIKKOR-H、28mm/f3.5
Super-Multi-Corted TAKUMAR 55mm/f1.8(M42マウント)

ニコンのは前一度使ったが、ペンタックスのは初めてかな。今まで使った記憶もないような。NEX-5Nに付けたので、実質80mm程度の中望遠になる。外に135mmも持っていったが使うチャンスは無かった。どちらのレンズも中古市場だと相当安いな^^;。3千円とか、5,6千円で買えるみたいだ。なんだかもったいない。色々作りすぎて、無駄なエネルギー使ったのではないかと言う気もする。どちらも60年代に作られたようだ。今回は主に28mmの方を使うことになった。


雨畑の吊り橋。実に風情のある名前だなあ(笑)。映画のタイトルにでもなりそうな。ダム湖である雨畑湖の真ん中辺りに作られた吊り橋。かなり揺れて転けそうになった。場所はこの辺り → 地図
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上沢寺、久遠寺。日蓮宗関連のお寺。特に久遠寺は総本山らしい。上沢寺にある、逆さ柳。
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これは55mm
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久遠寺の前の階段、というより崖みたいな。70度はあったかなあ。一般客は斜行エレベーターで行くのだけど。
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私には宗教心はないが、一応心の中で参拝しておいた。


富岳風穴。これは結構な体験だった。とにかく寒い。近くによると洞窟の入り口から冷風が吹いてくる。この日は中の気温は3度だったらしい。溶岩の中に空いたもので中には氷とかあった。天井は低くて、ヘルメットは必須。ただで貸してくれる。
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55mm
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55mm
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溶岩からガスが抜けるときに出来た穴らしい。
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テーマ : 旅の写真
ジャンル : 写真

アメリカのポリコレ狂いはどこまでいくのか

この前、南軍のリー将軍の像を撤去するしないで人が死んだんだが、こんどはなんとコロンブスも問題視され始めたらしい。それってアメリカの自己否定に繋がるのではないのかな? → 魚拓

>さらに最近は、先住民の土地を奪い虐殺したなどとして、歴史的評価が分かれるコロンブスにも矛先が向かっています。メリーランド州のコロンブスの記念碑が何者かによってハンマーで破壊される様子の動画が公開されたほか、テキサス州ではコロンブス像に赤い塗料がかけられる事件が起きています。
> そんな中、ニューヨークでは、市の当局者が記者会見で、コロンブス像を撤去すべきかどうかを検討する必要があるとの考えを示したのです。
>「彼は残虐なのに通りや広場に名前がある。撤去すべき」(広場を訪れた人)


コロンビア大学とか、コロンビア特別区とかどうするんだ(笑)。
まあ、確かにコロンブスは残虐な事をやったらしい。今のハイチやドミニカ共和国のあるエスパニョーラ島は、現地人が皆殺しにされたはず。コロンブス自身が全部やったかはしらないが。
しかし、コロンブスだけではなくて今のアメリカ人の祖先はみんな多少なりともやってるはずだが。西部開拓自体、その要素なくしではあり得ない。あれは全くの侵略なんだから。昔の西部劇では、騎兵隊が来てインディアンを撃ち殺すのがクライマックスで客はそれを見て満足して帰ったはずだ。インディアンは害虫のような扱いだった。彼らにも家族があり、水や食料を手に入れるための労働があり(農耕をやってたし)、子供や病人の世話をしていたのだ。襲撃專門の野盗集団ではない。むしろどちらかと言えば白人がそれだった。60年代まではそんな映画が普通に作られていた。そんなに昔の話ではない。

ま、賛美するのは別として、否定してもしょうがない。そもそも自分らがそこに住んでる最初のキッカケになった人だし。それにそんな事を言ったら、歴史上の偉人なんか大概そういった事をしているんだが。アレキサンダーからシーザー、ナポレオン、ヒト(略
更に言えば、生物ってものは生存競争の結果、現在存在している。現生人類だっって進化の過程でどれだけ他の種や霊長類を絶滅させたか分からない。最終的な勝者が人間なのだが。今のアメリカ人もインディアンを抹殺してその豊かな大地を自分のものにして繁栄しているのだが。

大体、シンボルを廃棄すればそれで免罪されるかのような主張がおかしい。日本でも最近ではあまり聞かないが、ちょっと前までは日教組辺りのサヨク教師が国旗国歌反対の運動をやっていた。日本は「アジア諸国」を侵略してそのシンボルとして使われたのが国旗国家だから、使うのはおかしいとかって話しだが、別に国旗国歌が歩いていって人を殺したわけではない。殺したのは日本人、君らの祖先なんだがね。否定するなら自分を否定すればいいだろう。自殺するなり、外国にいって日本的な属性を全部捨てればいい。国からの恩給も返上しろ。そんな真摯な反省は一切しないでおいて、自分の腹は全く痛まない国旗国歌を否定して、ウチらは進歩派でござい、良識派でございと自慢して何の意味があるのか。ママゴト遊びといったらママゴトに失礼なレベルだ。反省してる振りをするには、一番手頃なのは分かるが(笑)。誠実そうな言い方をして一番楽な事をしている。善人、正義派のポーズを取ってるだけではないか。しかも他の日本人を、反省が足りないとかいって糾弾できる立場が取れるのだ。一粒で二度美味しいって奴。

ま、それは別として、最近のポリコレ狂いは過激さを増してきている。ポリティカル・コレクトネスを自分に対して適用する分には特に問題はないのだが、こういうのは主に他人に対する武器として使われる。どの民族にも同じように対しようとか、差別語は使うまいとか、マイノリティには気を配ろうとか、自分の行動規範にする分にはいいだろう。しかし、実際には人のあら捜しをして政敵などを攻撃するめに使われている。トランプなんてまさにその標的だ。リー将軍の像の問題についても、いわゆる白人至上主義者に対して反対派が集まって、火炎を放射するような武器を向けていた。大体この手のリベラル側の主張は全て、他人や社会に対して自分らの理念を押し付ける、という形で現れる。自分個人の行動規範として使えばいいのだが、それはしない。必ず他人への強制が伴う。多文化共生、ジェンダーフリー、差別反対、LGBTその他全部その形を取る。そういった基準から外れていると思われる事案に対しては、攻撃が行われる。基準に外れているかどうかを判断するのは勿論彼らである。

元々はフランクフルト学派から出たものらしく、その学派は共産主義を元にしているから、共産主義者の行動とよく似ている。彼らの理念は絶対に正しく、それからの逸脱は許されない。逸脱してるかどうかは、彼らが決める。共産国家では勿論書記長だとかが決める。それから外れたものに救済はない。元が一神教だしね。最終的にはある一人の主観による支配になるのが共産主義。科学的史観もクソもない。ソ連も中国も北朝鮮もカンボジアもそうなった。実は政権をとってない日本の共産党もそうなっている。リンチで殺したりして。これは多分必然である。なぜなら、彼らも「生物」だから。自分の都合の良い方に捻じ曲げる。決して「天使」ではないのだ。

で、これが過激になっていくとどうなるのか。最後は誰も残らない(笑)。なぜなら生物は理念にしたがって生きることはできないから。生物はDNAを元にして行動しているが、それはどのような理念にも基づいていない。単に生存競争に有効だったからそうなっただけ。過去何十億年の経験から決まった。書物一冊程度で表せるような単純なものではない。変化する環境や競争相手に応じて改変されてきたものだ。必ず理念とはぶつかる。理念は単純過ぎるのだ、複雑な現実を覆い尽くす事はできない。

で、その良い例が今のアメリカ。ポリコレをやりすぎて、ついには自分らの否定にまで行こうとしている。理念が生存を危機においやっている。欧州は既にそうなっているが(笑)。フランスでは何度もテロが起きてて一体どのくらいになるのか多分忘れられてる(笑)。私もよく覚えてないが、2015年11月パリで130人が死亡、2016年7月ニースで84人死亡とか。226事件でも死亡者は9人だし(裁判後の処刑は20人ほど)、岡本公三などのテルアビブ特攻でも26人。まあ911には及ばないとしても相当な規模なのだが。移民難民の受け入れ、多文化共生、そんな夢理論を実行した結果、テロを好きにされている。日本にも九条護持のためなら死んでもいいというキ○○○がいるらしい。連中だけが勝手に死ぬのはいいのだが、こんな政策を国がとったらまともな国民も死んでしまう。こいつらの理念信仰のために関係ない人間も被害を受けるのだ。トランプや、欧州でのルペンなどの反応は生物として当然の反応である。これが正しい。

込み入った話しではあるが、まとめると、

1.そもそも生物の進化、存続には競争、差別は不可欠であった。それは人種においても同様であった。
2.そしてその結果としての果実を受けているのが現在の人類なのだが、リベラリストはそれを悪であるとして否定している。
3.そしてその辻褄合わせのために、銅像を破壊したり、国旗国歌を否定したりしているが、その事に実際的な意味などない。
4.そういった表面的な理解しかしていないリベラリストが各地で猛威を奮っているが、それに対する反動が起きている。
5.しかし、メディアは建前論を支持して、一般社会の側の不満を無視している。
6.その結果、リベラリスト側と保守、右翼、極右と言われる側の亀裂は深まってる。深めてるのはリベラスト側のように見える。

などになるのか。


☆捻じれるレイシズム批判

文化を巡ってはおかしな事件がよく起こる。
最近の某ネット記事によると、子どもたちが和服を来てお茶会のようなことをやっている写真をファイスブックに投稿したら炎上したらしい。→ サイト
こんな写真とか
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ま、化粧はなんとかしてとは思うが(笑)、これがcultural appropriation(文化の盗用)だとかは全く思えないのだが、なんで一々噛み付くんだろう。日本文化を楽しんでるように見える。千代紙とかミニチュアの和傘のようなものも用意して真剣な表情でやっていて、異文化をレスペクトし、どんなものなのかを体感するためにやっているように見える。白人による、非白人の文化盗用とか、見てて全く思えない。アメリカの事情は知らないが、白人が少しでも非白人に絡んだ事をやると批判される状況なのか。やってる側はそんな事は意識してないようだし、そういった空気もないだろうと思うが。

以前も人気モデルがVOGUEで芸者スタイルの写真を出したら批判された → サイト
伊勢で撮ってるらしく、面白い写真だと思うけどね。

ボストン美術館が着物の試着イベントをやったのも批判されて中止に → サイト
プラカードもって立ってたりしてイミフな連中だな。一体何に抗議してるんだか。

この手の問題を騒ぐ人の心理ってのはよくわからないが、思うに、非白人はハナから差別されてると思い込んでるから、いくらかでも非白人の文化に白人が触れば、それは盗用だだ差別だと思うのかしらん。日本人だってそれは差別の対象かもしれないが、文化自体が嘲笑の対象になってない限り、別に白人が使おうが問題ないと思うのだが。文化ってものはそもそも流通性のあるもので、世界の他の地域に広がる。寿司、ラーメンが広がるのは、この手の連中にとってどうなんだろう。

ま、騒いでるのは日本人じゃなくて他のアジアンぽいが、嫉妬も混じってるのではないかと思ってしまう。中国韓国あたりの文化をこんな形で白人が扱う事はあまり聞いたことないし。キムチの講習会とかはやってもいいのかな(笑)。こんな事に抗議する暇があれば、インチキ寿司をなんとかしろと言いたいが。折り紙なんかの日本文化を自国起源だとかいうのこそ、文化の盗用、窃盗だろう。

これも要するに、「彼らが基準を決める」の一例であることは明らかだ。直接の当事者である日本人がポカンとするような批判を他の民族が行っている。ポリコレは現実にこのように恣意的に使われる、といういい見本だ。ポリコレの名の下に、ある種の人たちの主観が幅を利かす事になる。これは共産国で、トップがライバル視する相手をスパイだ売国奴だといって追い落とすのと原理的には変わらない。理念なんてものは、現実に行使される時は、特定の主観の武器として使われる。


☆ 黒人差別をなくす会  → wiikipedia

これと類似の行動を行った団体が日本にもある。堺市の一家3人で作られた「黒人差別をなくす会」である。黒人への差別表現をしていると思われるものを摘発して抗議し、販売中止や回収に追い込んだ。対象となったのは、絵本「ちびくろサンボ」、カルピスのシンボルマーク、だっこちゃんマーク、マンガ「ジャングル大帝」の一部など多数。

で、黒人差別解消に何か寄与したのだろうか。多分効果はゼロだったろうと思う。そもそも、これは差別表現なのか。黒人への蔑視や偏見を煽るものだったのか。確かにデフォルメされていたが、それがイコール差別を煽る表現とはならない。むしろ愛嬌のある表現であって、商品として売るものである以上、嫌悪感を催すものであるわけがない。全部がそうだとは言えないとしても。これも勿論「彼らが決めた基準」によるものだ。おそらくだが、黒人の意向はほとんど入ってないはず。

そもそも、この人達が考えてる差別と実際の差別は全く違うと思う。差別というのは社会的、制度的なものであって、表現に関しては、差別とは言えない。差別に繋がる、とか、差別心を煽る、という言い方はされるが、相当に主観的なものだ。日本ではその表現そのものが差別であるかのような言い方がよくされるが、それは違うと思う。実際の差別というのはこういうもの。このブログで三回目の引用になるが、あまりにも日本の状況と違うからやむを得ない。
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57年、ノースカロライナのシャーロットにある、ハリーハーディングという白人の高校に編入を認められた黒人少女Dorothy Countsを取り囲み罵倒する群衆。登校に反対するために、住人が1千人も集まった。当時の知事は人気取りの為に、州兵を派遣して入学を阻止しようとし、アイゼンハワー大統領は連邦軍を派遣して少女を護衛させた。しかし、4日通っただけで、同級生にはゴミを投げつけられ、唾を吐かれ、教師には無視されて退学、他校に移った。

こういうのが差別なのだ。このあとマーチンルーサーキング氏などが公民権運動を起こし、60年代になってやっと黒人への公平な制度が作られた。しかし、今でも警官に平気で射殺されてるのは、よく聞く話だ。日本iはこういった差別はない。在日朝鮮人や部落民が差別されてるとよく言われるが、学校への入学拒絶なんて話は聞いたこともない。

差別がないから、あら捜しをして何かあるはずだ、という形で無限に追及が行われる。妥当なところで収まらない。かつて聞いた話しだが、子供の権利条約というのが国連で審議された時、日本の高校生が出ていって、日本の子供が強制的に制服を着せられてるのを訴えたら、制服が着れるだけでもいいじゃないですか、と皮肉られたという話があった。どうもこれははっきりしない事で、ネット上のデマだなんて言う向きもあるようだが、そう皮肉られてもおかしくない。はっきりしないからといって、こういうサヨクの行動がおかしいのは変わらない。子供を取り巻く状況が実際そうなのだから。そもそも、子供が強制労働させられたり、強制売春、人身売買などされてる状況を背景にして作られたのがこの条約であって(付属の議定書にある)、親から切り離されない権利とか、氏名を有する権利とかといったレベルの話に制服の問題を持ち込むとかどうかしている。日本のあら捜しをどうしてもしたい集団がいるようだ。

で、黒人差別の話に戻ると、日本でこんな活動をやることに何の意味があるのか。日本には黒人差別は無い(笑)。ありようがない。外国人としての権利の制限はあるが、黒人対象のものなどあるわけがない。蔑視や差別的な待遇はあるかもしれないが、それは主観に属するものであって、一般的に言っても世界的に見ても無い方だろう。50年代、60年代に日本に来た黒人ジャズミュージシャンが、差別されない事に驚いてる逸話などがある。ある黒人がホテルでチェックインの手続きをしようとしたらあとから来た白人女性が前に割り込んだ。しかしホテルのマネージャーは黙って白人女性を無視して黒人に対応したとか。アート・ブレーキーは日本人女性と結婚したし。

この活動は何か社会的な公正や平等を実現しようとしているのではない。ただの「攻撃」である。差別とか社会正義などとは無縁の攻撃。何か関係ありそうな事を引っ張り出してきて差別だといいはるのだ。言われた側は差別心は無かったとしても、特徴を強調してるから、反論もしにくい。しかし、こういったデフォルメというのは日本文化の特徴でもあるのだ。古くは縄文時代の土偶から、浮世絵の役者絵とか力士絵とか。見てる方だって、差別心などあるわけがない。しかし、基準はどうとでもなる。彼らが決めた基準で攻撃は行われる。




続く

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古式レンズシリーズ(8)・・・白糸の滝、濃溝の滝、大山千枚田

普段使ってないレンズを日に当てようという極く私的な企画だが、雨ばかり。

今回使ったのは
ライカLマウント、Hektor135mm/f4.5 (M42アダプター → NEXアダプター)
Carl Zeiss Jena Flektogon 20mm/f4 (EXAKTAマウント)
Carl Zeiss Jena pancolor 50mm/f1.8 mc (M42マウント)

ライカのヘクトールはヘリコイドが回しにくくなっててあまり使えなかったのだが、棚を見てたら昔買ったアダプターが見つかった。すっかり忘れてたが、レンズの先端部分を外してこれに付ければ、M42マウントになり、それに更にNEX用アダプターを付ければ普通に使えた。といってもあまり使うチャンスはなかったが。1930年代から生産されているレンズ。

Carl Zeiss Jena というのは、ツァイス社がドイツの分断に伴い分割されて、東ドイツの側に出来た会社。上の2つのレンズは共に60年代以降に作られたらしい。あまり使ってないので、個性とかはよく分からない。特に20mmのは適当なフードがなくて使いづらい。ゴム製のを切って作っても、わずかに四隅が隠れてしまう。しょうがないから裸で使ったりしてるが、レンズが心配でなかなか持ち出せない。



富士宮市の白糸の滝。雨とモヤでまともに撮れない。レンズに水滴は付くし悲惨。
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幽玄というのか、水墨画の世界のような(笑)。

濃溝の滝、
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正確には、これは亀岩というらしく、別の所にあるのが濃溝の滝だとか。しかし通称名として定着してしまった。実はこれは人工のアーチらしい。朝晩でないと神秘的な雰囲気(笑)にはならないみたいだ。これは135mmかな。


大山千枚田
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ここは、雨水だけを使って育てているらしい。また機械は入らないので全て手作業だとか。土地を分担して所有してくれる人を募集しているらしい。年間で7回、田植えとかの作業をするとか。お金と時間のあるひとはどうぞ。

この時は奇跡的に晴れていた。久しぶりの青空だったような。
青空といえば思いだすのは、中国の将軍、彭徳懐の悲しい話。朝鮮戦争の中共軍司令官となり崩壊しつつあった北朝鮮を支えて国連軍を38度線まで押し返した英雄。しかし、その後大躍進政策を巡って毛沢東を批判したために人民解放軍司令官の座を終われ、しかも紅衛兵に虐待されて壇上で骨折させられ、その後癌を併発したが鎮痛剤の使用も拒否されて血便のなかで放置された。最後に空を見せてくれと頼んだがこれも拒否されて亡くなったという。とんでもない国がこの世には存在している。何カ国も。ナチより遥かに凶悪な集団が支配している。こんな国を国内サヨク共は賞賛してきた。あのての連中を絶対に信用してはいけない。明日は我が身だからね。

ちょっと話がずれたが、このあと都内に帰って、高速のトンネルを出たら、外は土砂降りの雨。ほんとにびっくりした。たどり着いたらいつも雨ふり、なんて歌があったが(笑)。窓の外は雨、雨が降ってる、とか。最近なんだか天気が凄いな。




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"Gangsta's Paradise"の Robyn Adele Andersonによるカバー


BABYMETALのカバーバンドのページを作ってたら、そのうちの一つ、"Postmodern Jukebox"の各種演奏が気にいって、中でもRobyn Adele Andersonが歌った"Gangsta's Paradise"に嵌ってしまった。
    


歌詞と訳(自作)
As I walk through the valley of the shadow of death
             死の影の谷を渡りながら
I take a look at my life and realize there's nothin' left
             人生を振り返ってみれば、そこには何にもありゃしない
'Cause I've been blasting and laughing so so long,
             俺はずっと喚きちらし、笑いとばしてきただけだからな
That even my mama thinks that my mind is gone
             母親でさえ、俺が狂ってると思ってる
But I ain't never crossed a man that didn't deserve it
             だけど、見どころの無い奴とは関わったことはない
Me be treated like a punk you know that's unheard of
             俺をゴミ扱いする聞いたこともない奴とかな             
You'd better watch how you're talking and where you're walking
             喋り方や歩いている場所に注意しろよ
Or you and your homies might be lined in chalk
             じゃないと、お前や仲間は死体になってチョークで線をひかれるぞ
I really hate to trip but I gotta loc
             大ごとにするのは嫌だが、俺にも仲間がいる
As they croak, I see myself in the pistol smoke, fool
             やつらがくたばる時、弾煙の中にいるのは俺だ
I'm the kinda G the little homies wanna be like
             おれはいっぱしのギャングだよ、若い連中が成りたがるような
On my knees in the night saying prayers in the streetlight
             夜になれば街灯の下で跪いて祈りを捧げてやってるよ

Been spending most their lives, living in a gangsta's paradise
             やつらは今までずっとギャングの街で生きてきた
Been spending most their lives, living in a gangsta's paradise

Look at the situation they got me facin'
             奴らが俺を追い込んだ急場をみてみろ
I can't live a normal life, I was raised by the streets
             普通の人生なんか送れないんだ、ストリート育ちだし
So I gotta be down with the hood team
             だから仲間と底辺で生きてる
Too much television watching got me chasing dreams
             テレビを見過ぎて、夢を追う気になったこともあるが
I'm an educated fool with money on my mind
             俺は金の事だけを考えるように教育されたバカさ
I've got my 10 in my hand and a gleam in my eye
             手には強力な銃を持ち、目をギラつかせてる
I'm a loc'd out gangsta set trippin' banger
             俺は一人前のギャングだ、シマを張り合ってる
And my homies are down so gonna rouse my anger
             今仲間がやられてる、だから怒りをかき立ててる
Death ain't nothing but a heartbeat away,
             死なんて大したもんじゃない、心臓が止まるだけだ
I'm living a life, do or die, what can I say
             やるか死ぬかの人生だ、何も言うことはない
I'm 23 now, but will I live to see 24
             俺は今23だが、24になれるかな
The way things are going I don't know
             物事がどう動くか俺の知ったこっちゃない

Been spending most their lives, living in a gangsta's paradise
             やつらは今までずっとギャングの街で生きてきた
Been spending most their lives, living in a gangsta's paradise
Keep spending most our lives, living in the gangsta's paradise
             おれ達もこれからずっとギャングの街で生きていくよ
Keep spending most .our lives, living in a gangsta's paradise

Tell me why are we so blind to see
             誰か教えてくれ、俺達はなんでこんなに盲目なんだ
That the ones we hurt are you and me
             俺達が傷つけてるのは俺やお前なんだぞ

Power and the money, money and the power
             力で金を手に入れ、金で力を得る、
Minute after minute, hour after hour
             いつもやることはそれだけ
Everybody's running, but half of them ain't looking
             誰もが走ってるが、半分はなんも見ちゃいない
What's going on in the kitchen, but I don't know what's cookin'
             裏の台所で何が起きてるのか、何の料理が出されるのか、知りゃしない
They say I gotta learn, but nobody's here to teach me
             もう十分学んだはずだと人は言うが、ここには俺に教えてくれる奴はいない
If they can't understand it, how can they reach me
             奴らがそれを分からないなら、どうやって俺を動かせる?
I guess they can't, I guess they won't
             奴らはできないし、やる気も無い
I guess they front, that's why I know my life is out of luck, fool
             奴らは騙してるんだよ、だからおれの人生はついてないって分かってる

Been spending most their lives, living in a gangsta's paradise
Been spending most their lives, living in a gangsta's paradise
Keep spending most our lives, living in a gangsta's paradise
Keep spending most our lives, living in a gangsta's paradise

これの原曲は、ラッパーのクーリオ(Coolio)の書いた歌詞に、スティービー・ワンダーの"Pastime Paradise"(→ youtube)からメロディーをサンプリングして作ったもの(→ youtube)。その印象的なメロディーの部分を歌ってたのは、L.V.ことLarry Sanders。95年のグラミー賞をとり、その年のナンバーワンヒットになったらしい。しかし、歌詞も似てるところがあるし、メロディーは丸パクリ、なんだか意味不明な作りだなあ。ヒップホップは元はただのお遊びから始まったので、こういう形が許されてたらしい。上のカバー演奏の方が曲としてまとまってるし、ずっといいが。なんでヒップホップなんてものが好まれるのかさっぱり分からん。

特にこの歌手はいいなあ。裏声は使ってなくて声が強いし、態度とか演技とかが曲にあってていい。いわゆる目力というのか、強い視線を正面から当てているのもいい。小さく写っていても訴求力がある。歌ってものには演劇の要素が不可欠だろうと思うが、これはそのい見本だろう。また時折声を割って歌ってるが、美空ひばりも時々やってた。クラシックにはないポピュラー系の歌い方。歌詞とあってる。歌い方にも態度にもパワーと華がある。フロントに立てる人間てのは確かにいる。それは多分練習では身につかない種類のものだろう。

歌詞は、こちらのページ(→サイト)から、そして訳はこちらのページ(→ サイト)を参考にした。ただ、歌詞については、そのページと画面上の歌詞が違うし、原曲の画面に現れるものとも違う部分がある。上の動画ではこう歌ってるかなあ、という歌詞を書いてる。スラング満載で普通には辞書に載ってないような意味とかある。なるべくそういったものまで調べたが、外してる所ががあるかもしれない。また、文法的に変な所はあるのだが、まあ、適当なところで折り合わせた。

(追記8/21)
この"Postmodern Jukebox"というバンドは、現代の曲を昔風のスタイルで演奏しているもので、youtubeに膨大な数がある。右側のお勧め動画に見てないのがしょっちゅう出てる。しかもそれぞれがかなりのビュー数になっていて、中には1千万とか越えてるのもあるし、上のももうすぐ行きそう。大体はギャグが入っているんだが、上のにはないなあ。最後のウインクぐらいか。なんだかえらく真剣な雰囲気でやってる。何度も見返してしまうし。ギャグ入りので気にいったのは、あのタイタニックの主題歌をドゥワップスタイルで歌ったもの。前のページにでも書いてるが、あの美しく壮大な曲でおちゃらけをやってる。何かこの曲に個人的な恨みでもあるかというレベル(笑)。

このバンドは米国内のツアーをかなりやってるらしい。まさにジュークボックスのように次から次に色んな曲が出てきて楽しいかもしれない。

(追記8/22)
こんなのもあった。

When the dog bites、when the bee stings,when I'm feeling sad
I simply remember my favorite things,and then I don't feel so bad

Raindrops on roses,and whiskers on kittens
Bright copper kettles and warm woolen mittens
Brown paper packages tied up with strings
These are a few of my favorite things

Cream-colored ponies and crisp apple strudels,
Doorbells and sleigh bells and schnitzel with noodles
Wild geese that fly with the moon on their wings
These are a few of my favorite things

Girls in white dresses with blue satin sashes
Snowflakes that stay on my nose and eyelashes
Silver-white winters that melt into springs
These are a few of my favorite things

明記されてないけど、これも"Postmodern Jukebox"のメンバーだな。


これもいいなあ。

If you ever plan to motor west,
Travel my way, take the highway that's the best.
Get your kicks on Route Sixty-Six!

Well it winds from Chicago to L.A.
More than two thousand miles all the way.
Get your kicks on Route Sixty-Six!

Well goes from St.Louis,Japlin,Missour,(Now you go through St.Louis,Japlin,Missouri)
And Oklahoma city is mighty pretty;
You'll see Amarillo,Gallup,New Mexico,Flagstaff, Arizona
Don't forget Winona,Kingman, Barstow, San Bernandino.

Won't you get hip to this timely tip:
When you make that California trip
Get your kicks on Route Sixty-Six!

なんだかもう、凄いなという言葉しか出てこない。なんでこんなにハモれるんだろ。特に2:40以降。眼鏡の女性が裏声で合わせてるのか。コーラスで裏声ってあまり聞かない気がするが。声量でも負けていないし。
※ この演奏は、7th Ave というカルテットのアルト(あるいはメゾソプラノ)にAdele Andersonが特別参加したものらしい。言っちゃなんだが、もとのカルテットの演奏は面白くない。ただの主観ですが。思うに、男性が個性が弱いので女性がリードしないといけないと思うが、それが出来てない印象。

これも置いとくか

芸達者やねえ。



I Put a Spell on You(お前に魔法をかける)







この人はスペイン系らしいけど、ユダヤ人の血も混じってるのかな。

テーマ : 今日の1曲
ジャンル : 音楽

babymetaの曲の異色のカバー

オリジナルのコピーでも面白いけど、自由に編曲してるのもいい。

クラシック風「悪夢の輪舞曲」 by anovy88


これも凄かったな、ピアノ連弾での紅月(前にも出したが) by kawelutz


ジャズ風「The One」 by NHORHM(pf西山瞳、Ba織原良次、Dr橋本学)

ジャズは詳しくないが、最後の方のピアノは、コルトレーンの登場を待ってるマッコイ・タイナーを思いだした。ベースはニールス・ヘニング・エルステッド・ペデルセン、ドラムは、トニー・ウイリアムスかな。

同じ曲をブルース風?弾き語りで(前にも出したが) by Kenneth Widra

世の中には色んな人がいるもんだ。

1920年代ジャズ風「ギミチョコ」 by Postmodern Jukebox ft.Tara Louise

面白いんだけど、何か無理があるような気も(笑)。しかし日本語は綺麗だなあ。2:00辺りからのクラリネット?のソロはいいなあ。
この Postmodern Jukebox というバンドは、現代曲を過去の時代の音楽スタイルで演奏してるらしい。60年代ガールズトリオ風とか → youtube 
やたらにyoutubeにあって、最近はそれをよく聞いてる。現代曲と過去の音楽スタイルを両方しってないと楽しめないが、まあ、そのあたりは適当に。
タップでスター・ウォーズを演じた、”タップの覚醒” → youtube
ドゥワップスタイルで、タイタニック主題歌 → youtube。雰囲気が真逆だが。最後は笑った。男声バージョン → youtube
20年台のがやたらに合ってるな → youtube
何だか感動してしまう。訳はこちらを参考に。 → サイト
ビヨンセを20年代風に → youtube
方向性がbabymetalと似ているのかもしれない。ハイレベルのおふざけ、スタイルの流用。

前に出した五絃バイオリンもすごかったが、これもいいな。by 石川綾子


こんなの知らなかったけど、ちょっとイカれてる、いい意味でね(笑) By Goose house

女ギタリスト、なんか凄いな。女性版長渕みたいな。上を向いて狼の遠吠えみたいな^^;

旭川永嶺高等学校の吹奏楽部による演奏。

吹奏楽には向かない気もするが、真正面からやってるのが凄い。かなり前からやってたようだが。法螺貝て難しそうだなあ。

なんとシンコペーションもやってた。

これカラオケにあるからお勧め。超ムズ(笑)。しかしここまで趣味に走っていいのかしらん(笑)。ま、生徒がいいならいいけどね。

この演奏ではボーカル班は声をだしていないが、多分上手く合わせられなかったのではないかなあ^^;。これはえらく難しい。スピードがやたらに速い上に、入り方が変(笑)。間奏が終わって普通ならここから入る、という所の2拍とか3拍前の裏から入る。これもシンコペーションというのかな。しかも速すぎるので、表をとって、そして裏、なんて事が難しい。入るポイントが掴めない。私もよくわからなかったので、遂に楽譜を買って調べた(笑)。色々カバー演奏を聞いたがちゃんと入ってるのは無かった気がする。カバーバンドのライブで聞いた、Keisandeath の歌唱は違和感はなかったから、外れてはいなかったかもしれないが。SU-METALは平気でやってる感じだが。彼女は速いパッセージとかものすごく正確。リズムへの追従性が人の二倍ぐらいある感じ。声だけじゃなくてこういうところも人外(笑)。

テーマ : BABYMETAL
ジャンル : 音楽

『太平洋戦争における人種問題』クリストファー・ソーン著・・・(1)

草思社、1991年発行、市川洋一訳。原題は、"Racial aspects of the Far Eastern War of 1941-1945"by Christopher Thorn,1982。
1980年に行われた講演を書籍化したもの。
この人は別に、大著の『米英にとっての太平洋戦争』上下巻や、『太平洋戦争とは何だったのか』といった本があるが、なかなか読む暇がない。この『~人種問題』はそれらの中から、人種的側面を取り上げて講演したのをまとめた小冊子。いくらかをHPの方の「映画「永遠の0」で描かれた特攻」で引用した。

太平洋戦争というのは複雑な様相を持っている。普通に考えれば、国家間の利害をめぐる戦争である。しかし歴史的にはアジアにおける植民地支配を終わらせた戦いでもあった。当時白人が支配した世界に公然と反抗を行った人種間の戦いでもあった。あるいは、戦後サヨクに言わせれば、理性と良識によって保たれていた平和な世界に日本が殴り込みをかけ、「アシア諸国」を侵略した戦いであったらしい(笑)。「アジア諸国」とか。19世紀にアジアにあった幾つもの王国を侵略して崩壊させ支配したのは欧米なんだが。白人の植民地支配の事はスルーするのがこの連中の思考の流儀らしい。

この人の本は、とにかく引用が多い。当時の雑誌、新聞、書籍を非常に幅広く調べている。私にとっては、それが貴重だと思える。観念的なことは後付でどうにでも言える。しかし、実際に当時語られた事、信じられた事、行われた事こそが決定的に重要である。それだけが信頼に値すると思う。

うまくまとめるのが難しい本でもあると思うので、引用中心で書いていく。各セクションごとにまとめる。カギカッコの部分は当時のものからの引用。


☆ 「人種」という概念

P6 ・・・著名な軍人であり歴史家でもある人が、私に「今日的な意味で言えば、1939年から43年の間はたいていの人が人種差別主義者だった・・・・・西欧文明の完全な優位性が依然、信じられていた」と語っています。

p8 また、別のインドネシアの民族主義運動の指導者は次のように書いてます。「一般のインドネシア人にとっては、この戦争はニ大国間の世界戦争ではなかった。それままさに、オランダの植民地支配者がインドネシアにもちこんだ悪、傲慢、抑圧がついに神によって罰せられる戦いであった」。

p11 日本の戦いは全アシアのための「聖戦」であると日本が宣言したとき、それは前インド国民会議派議長のスパス・チャンドラ・ボースにとっては日本の誠実さの証明でしたが、同じインドの民族主義的新聞『ボンベイ・クロニクル』にとっては「吐き気を催すような偽善」だったのです。・・・一方インドシナのホー・チ・ミンにとっては白人のフランス人も黄色人種の日本人も同じ敵でした。

※※※ このセクションで書かれていることは、この議論の元になる「人種」という概念の曖昧さ、多様さなど。決して人類学的な分類ではないということ。また、場合によって、相手によって使い分けられていたこと。例えば、ナチの反ユダヤ人主義には人種差別として強く反対していたのに、植民地に対しては人種差別的な見解を抱いていた人がいたことなど。フランスではソ連の指導者を、「モンゴルの指導者」といって非難していたり。人種が直接的な戦争の原因では無かった事。日本人自身が自分達がアジアに属するのかどうかという点について矛盾した考えがあった事。


☆ 揺らぐ西欧の優位

p14 日露戦争の日本の勝利によって、ある中国の新聞は、今やわれわれは「黄色人種の再生を信じる」事ができると書きました。インドではパンディ博士が書いてるように日本の勝利は「青年たちの心を無敵ヨーロッパの呪縛から解き放ち」ました。

p18 1938年、アンソニー・イーデンは日本の非妥協的な態度に直面して、「極東における白色人種の権威を断固として主張」することが重要であると強調しました。

p19 アメリカ陸軍の高級参謀の一人は、1930年の極東問題の中心は、「その大多数は、感情的jにも、宣伝によっても、西欧支配を振り捨てるようにたえずかきたてられている、発達の遅れた黄色人種や褐色人種」に対する白人の支配を維持することにあると規定しています。

p21 イギリスの極東軍司令官は1940年に香港島を訪れた後、次のように書いています。「国境の有刺鉄線越しのすぐ近くに汚れた灰色の制服を着た人間らしい生きものを見て、あれが日本の兵隊だと言われたが・・・彼らが優秀な戦闘部隊になるとは信じられない」。

※※※ ここでは、アジアの側からの反西欧の動きとそれへの西欧側の対応が取り上げられている。アジアにおける民族主義的感情には各種のものがあって、中には他のアジア人への敵意を伴うものがあったり、イデオロギー的なものもあった。しかし、日露戦争から第一次大戦での欧州の疲弊、日本の国際連盟脱退などによって、欧米に対するアジア全体の反乱という側面が強まっていった。日本国内でも、日本はアジアの盟主として欧米に立ち向かおうという主張が出てきていて、アジアにおいても小数ではあったが、それに歓呼の声を送る人がいた。アウン・サン、チャンドラ・ボース、スカルノ。そして欧米の側にもいずれ東西の対決になるとする見方が広がっていった。


☆ 日本の「勝利」の衝撃

p23 (多くの日本人にとっては)とくに中国との戦争については、それが同じアジア人を相手とする戦争だけに、その意義づけについてはいろいろと難しい面がありました。しかし今や、蒋介石が真の敵である西欧列強と公然と手を結んだ以上、西欧の傀儡として彼を排斥することができるようになったので、その点での困難は除かれました。

p25 たとえばマレーの行政官だったあるインド人は、後にこう述べています。「私の理性は、アングロサクソンに対する日本の戦いに味方することにはまったく反対だったのだが、私の心情は本能的にそれに共感を寄せていた」。

p28 しかし西側の主な反応は不安でした。真珠湾の報道が伝わるにしたがって、「国中がパニックに陥ろうとしている」と、著名なワシントンの記者レイモンド・クラッパーは書いています。

p29 ・・・シンガポールが陥落したとき、ビシー・フランスの新聞までもが、アングロサクソンの失敗にはほくそ笑みながらも、「未発達民族」の目に映じた「白い支配者」の声望の失墜の影響と、東洋から西欧勢力を排除するという日本の目的について、不安げに論じています。

p30 彼の(ヒトラーの)目から見れば、日本人は「文化水準ではつねにわれわれに劣って」いてドイツ国民とは「似たところはまったくない」国民でした。そのうえ、彼はひそかに日本の緒戦の劇的な勝利は「歴史の転換点」であり、それが「白色人種が敗れ・・・全大陸が失われる」ような結果をもたらすことになりはしないかと恐れていました。

※※※ 人種的原因で始まったわけではない戦争ではあったが、日本の緒戦の勝利によって、「白人対有色人種」、「西欧対アジア」という側面が意識されていった。アジア人にとっては、イギリス兵の無責任な逃亡や大量に捕虜になったことに対する幻滅、驚きが広がり、大英帝国の威信が消えていった。アジアの独立運動家にとっては、独立への希望を与えるものであった。西欧においては、不安が広がり、枢軸国のドイツや、ビシー・フランスにおいてもそれは同様であった。



☆ 助長されていった人種的偏見

p32 1942年4月のドゥーリトル飛行隊の東京空襲の後、日本の漫画ではアメリカの飛行士は邪悪な悪魔に描かれていましたし、アメリカの漫画ではアメリカの飛行士を処刑する日本兵は猿として描かれていました。

p35 イギリスにおいても、ドイツ人の方は、かつては文明国民だった、道を誤ったのはナチスのせいだといわれていたのに対し、日本人に対しては、最近のある研究によると、「まるで新しく発見された新種の動物にでも使うような言葉」が用いられていたということです。

※※※ 実はこれは戦後もずっとそうだった。前にも書いたが(→ページ)、石原慎太郎が予算委で質問した時にこのことに触れている。

>・村松剛がアメリカに行った時、日本とドイツの終戦記念日のニューヨークタイムズの社説をもって帰り、それを読んだが対照的だったという話。「ドイツについては、この民族は非常に優秀だったがナチスによって道を間違えた、早く復興するために協力しよう、と書いていた。日本については、怪物ナマズから牙を抜いている図を書いて、この醜く危険な化け物は倒れはしたが、まだ生きている。我々は世界の為にこの化け物を解体しなくてはいけない」と書いていた。

これは多分60年代のことだろうと思うが、NYタイムズでも当時平気で人種的な偏見を書いていたのだ。
(追記8/30) いくらなんでも60年代でこの記事ないと思うから、戦勝直後辺りの記事をあとから見て書いたのかもしれない。


まだ3分の1ほど。











テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

薔薇が咲いた・・・「アンネ・フランクの思い出」

真っ赤なバラじゃないけど。6月に神代植物公園で購入した鉢植えの薔薇の品種「アンネ・フランクの思い出」(Souvenir d'Anne Frank)が夏花を出した。この花は四季咲きと言われていて、一定の温度があれば咲くらしい。

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まあ、咲いた花の数は少なかったし、色もいまいちだったが、咲いて良かった。しょっちゅう枯れさせてるからね(笑)。とにかく水やりは欠かさないようにはしたが。ただ、やはり植物園で見たのに比べたら見劣りはする。

最初にこの品種を知ったのは3年前、谷津バラ園。→ ページ
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今年は神代植物公園でも見た。→ ページ
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ばらはあんねふらんく。くさぐさの麗しき色まじりて、いとはなやかなる色合いにて咲き出たる、いとをかし。

真っ赤なバラとかは、派手な態度の大きな女みたいで趣味じゃないが(笑)、これはいたく気に入った。しかも名前の由来がまた一つの話としてある。前のページに書いたのから引用。

>この品種を作ったのは、ベルギーの育種家、デルフォルフェ氏(Hippolyte Delforge)。この人は、アンネフランク同様、ユダヤ人収容所に入れられていたのだが、無事生き延びることが出来た。そして新たに作った品種を1960年、「アンネフランクの思い出」として発表し、アンネフランクの父オットー氏に贈り、有償での販売を禁止したという。
その後、日本の合唱団が、偶然オットー氏に会い、この苗を贈ってもらって日本に根付いたのが1975年だとのこと。欧州では絶えているという話も。その後、日本各地に無償で贈られたという。
詳しいことは、こちらに → サイト

私はこの品種は売ってないものだと思っていたのだが、神代植物公園に鉢植えの売店があったので、一応聞くだけ聞いてみようと行ったら売っていた。調べると、通信販売で普通に売ってるんだね。

しかし、色々調べるとバラを育てるのは結構たいへんみたいだな。水さえやってりゃいいだろうという姿勢ではダメらしい(笑)。剪定したり、肥料をやったりしないと綺麗には咲かないようだ。今回は全くノーマークだったから特に何もしなかった。咲いたあとのは摘んですてないといけないとか。全然知らなかった。ただ、検索してみると、挿し木で増殖させるのはそんなに難しくはないらしい。花ってのは買うもんだと思ってたが(笑)、増やすことも出来るとか。真っ赤なバラで埋め尽くされるのは嫌だが、この色ならいいかな。

ちなみに、私が行ったバラ園で最多の品種を揃えてたのは京成バラ園だと思うのだが、ここでは見つけられなかった。1万種も揃えてるのならあるだろうと思って、リストを見せてもらったのだが(笑)、無かった(今年6月時点)。ま、バラの品種は無茶苦茶多いらしいからね。有名人の名前は大概使われてるのでは。ロナルド・レーガンなんてのもあったし(笑)、多分その内、ドナルド・トランプも出来るのでは。マリア・カラスやカトリーヌ・ドヌーヴとか当たり前。確か、プリンセス・ミチコとか、プリンセス・マサコとかもあったはず。ロナルド・レーガンはただの真っ赤なバラのようだったので、撮影はしなかったけど。
(訂正 京成バラ園は、1600種1万株らしい。さすがに1万種はないな。谷津バラ園は、700種1600株、神代植物公園は400種5200株とか)

(9/12追記)
9月上旬に二回目の開花があった。前より少し花の数が多いかな。色はやはりバラ園のが鮮やかだが。
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(10/11追記)
3回目の開花。ただし、2つだけ(笑)。最初買った時は10個ぐらいはあったのだが。ただし、今回は色は綺麗だった。
saibaraDSC02145.jpg




テーマ : 花・植物
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