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「赤い夜」でのYUIMETALの落下シーンの映像

ハッキリとは見えないが、こんな映像があったと


最初の方にストップモーションの画像があるようだ。実際の落下は2:35辺りか。2:50辺り、スーメタルがずっと右の方を見てる。
次の曲との間がある程度あいててファンの絶叫などが入っている。DVDでは聞こえなかったと思うが。
今になって出てくるとは。
ビュー数がたったの2日で2万行ってる(笑)。外人の見つけるのの速いこと。
(9/1で42000.、9/3で73000、9/4に99000辺りまで確認したが、その後消去(笑))
モアの体の動きが大きくなってるのが後ろからもわかる。必死な形相をしてた。
(上のは再アップ)

会場の説明ビデオ(笑)



武道館ライブについては、→ ページ
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テーマ : 女性アーティスト
ジャンル : 音楽

リオ五輪閉会式について・・・君が代の編曲、ブルガリア民謡の事など

なかなか面白い閉会式だった。といっても東京五輪関係しかみてないが。
話題になってるのは、アニメ関係、安倍さんの地中突破(笑)、拡張現実を使ったショーなど色々あって、どれも面白かった。
ほとんど満点の出来ではないだろうか。
安倍首相はもっと愛嬌があれば良かったかなあと思ったが(笑)。
小池さんは、凛々しい和服姿て実に良かった。まあ、舛添、鳥越なんかでなくてほんとに良かった。


もうひとつ話題になってるのは、君が代のアレンジ。1:35以降。知らなかったが、攻殻機動隊の音楽と共通しているらしい。
しかし、自分はあれを聞いて最初に思ったのは、芸能山城組だった。ちょっと古いが。


その解説。似たようなアニメのAKIRAでも使用されてるらしい。


この動画あまり見てないのだが(笑)、前から持ってたイメージで言うと、多分、基本にあるのは地声での歌唱、そして大胆な不協和音の使用である。
で、これは、ブルガリア民謡に影響を受けたらしい。山城組はリズムの面ではバリ島ガムラン音楽とか、ケチャの影響を受けてるが、発声ではこちららしい。

なんだか、音が聞こえた途端にゾクっとしたものを感じる。もちろん、いい意味で。
私は地声が好きだ(笑)。

ちなみに、私はアマチュアとして、合唱団とかソロとかでクラシックの声楽をずっと歌って来たが(ソロと言ってもレッスンを受けてただけなので、誤解無いよう)、もちろん地声では歌わない。これは当たり前。しかし、それにはある種の疑問を感じている。生々しさに欠けるのだ。天空の世界に行ってしまう。純粋さとか、和音としての完成度を目指すには、それが必要ではあるのだが、しかし、何か現実世界から遠ざかってしまう。キリスト教的世界観の影響がこういうところにも出てるのではないだろうか。BABYMETALの歌に惹かれたのも、発声が違うからという面もある。クラシック的歌唱法では、あんな衝撃は与えられないと思う。→ スーメタルの音声周波数分析

今回こんな風に編曲したのは誰だかしらないが(椎名林檎さん?)、面白いと思う。
演出は、なんとベビメタの振り付けを担当している、MIKIKOさんだとか。ベビメタの成功の功績の相当部分がこの人の振付にあるのではないかと思う(感触的に言うと、2割から3割ぐらいかなあ)。是非本番の東京五輪でもやってほしい。


(追記8/24)
ブルガリアンボイスというのは、かつて日本の音楽界でも知られ私も色々聞いてみた事はあった。演奏会には行かなかったけど。この機会にまたいくつか聞いてみて、本当に素晴らしいと再確認できた。
聞いてるとなぜか泣けてくる。

1:08辺り、二重唱になってるのだが、上がG#、下がF#で全音差で歌ってると思う。違うかもしれないが。不協和な音程を当たり前のようにやってるが凄い。新しく入ってくるパートも意外な音程で入ってきてびっくりする。よくこんな入り方が出来るなあと思う。合唱団でやってたときなんて、当たり前の音程でも散々失敗したものだが(笑)。3:10から、有名曲、「トドラは夢見る」。5:45から、「オー・スザンナ」のブルガリアン風合唱。

ソロも素晴らしい。Children's Choir。こちらは頭声発声みたいだが。ビブラート付き。


次に歌ったこのちらの歌手のが、多分本来のブルガリア風発声なのだろう。日本の民謡や演歌にある「こぶし」に似たものもある。


以前やった音声周波数分析ソフトにかけてみた。→  スーメタルの音声周波数分析

上の子の0:59辺り
tosei.jpg
やはり基音部分が強い。ただし、取る場所によって不安定ではあるが。

下の子のは、声だけの部分がないので、別の動画の、1:06辺り


bul-native.jpg
強い波型で、やはり民謡歌手やSU-METALの発声に近い。

ソロと合唱の絡み


この人の声も、波型
bulsolo2.jpg


で、ふと思い出したのだが、梶芽衣子の「恨み節」を上手くうたった歌手がブルガリアにいた。

なんでこの人こんなに上手いんだろうと不思議だったのだが、今理由が分かったような気がした。こぶしもまわしているから、違和感がない。


テーマ : 音楽を楽しもう!
ジャンル : 音楽

ピアノ連弾によるbabymetal

かなり好きだなあ。ベビメタの曲はボーカルが命なんだが、これはなかなかいい。編曲がいいのかなあ。
シンコペーション


紅月も

これはちょっと泣けるな。

現代音楽風、ギミチョコ。なんだか笑えるけど。マジで凄いな。よくこんな編曲を。

アルベニスとかプロコフィエフとか、なにかその辺りの時代風。

KARATE。これも凄いが。どこか、アランフェスみたいな。


テーマ : 女性アーティスト
ジャンル : 音楽

ミステリー・ゾーンで最も印象的な物語ー「奇妙な奈落」Five Characters in Search of an Exit

ふと思いついて、なんという物語だったか思い出せなかったので、メモ代わり。そう、日本語タイトルは「奇妙な奈落」だった。

ある閉ざされた部屋の中に5人の人物が入れられていた。ピエロ、軍人、バレリーナ、バグパイプ奏者、浮浪者。その五人はなぜそこにいるのか、どこから来たのか誰も覚えていない。ドアはどこにもなく壁ばかりで、天井には丸い穴が開いていて空が見える。
(舞台劇のが混じっていたので差し替え。全編は無理か)

話し合いの結果、肩の上に他の人を乗せて天井の縁までたどり着いてみようということになる。
5人目が最上部に取り付いた途端に、大きな音がして、全員倒れる。そして、その後は


こちらのTOP10エピソードでも1位、8:40以降

この話は中々深いものがあるし。

こちらのでは、3位、6:45以降


こちらは7位、6:00-


youtubeを見てると、舞台劇以外のバージョンもあるようだ。また、このタイトルを名前にしたバンドもある。
かなり影響を与えているんだろう。

テーマ : 海外ドラマ(欧米・イギリスetc)
ジャンル : テレビ・ラジオ

鳥越立候補の裏は何なのか・・・公表されている経緯はおかしい

鳥越がハフィントンポストで、都知事選について振り返っている。→ サイト魚拓
また動画もある。

トンデモ無いことを色々言ってて呆れるのだが、とりあえず、本人などが公表している立候補前後の経緯。

参院選投票日の10日ほど前に、古賀さんから出ないの、という電話があった、が断った。
投票日の10日に改憲勢力が3分の2取ったことで危機感をもった。
11日夜に岡田がやってきて決断した。→ 日テレニュース
12日、立候補表明の記者会見
13日、2時から4候補者揃っての記者会見、 → youtube、その後宇都宮氏辞退 → youtubeyoutube
14日、公示


しかし、須田氏によると、3日の選管の説明会には鳥越関係者が来てたというのだが。→ youtube
30万枚の証紙をもらうらしい。

また東国原氏が6日に、鳥越が立候補を準備してるとバラしてる。 → 魚拓
嘘ではないか。

そして、14日の演説会


つまり、12日と13日の二日間で選挙準備を行って、選挙カーもプラカードも作った事になる。
こういった実務には詳しくないが、これは可能なのだろうか。バックにある写真も、選挙用に撮ったように見える。

一方増田氏は、4日頃から7日頃までに調整を行い、8日に出馬を決断している。→ サイト
14日の公示にはギリギリだったとか。
常識的にはそうだろう。たったの2日であんなに揃うのか。ポスターなどはいつ張られたのだろうか。
これは嘘ではないか。

少し整理してみると、

7月1日頃、古賀氏との間で話し、決断した。しかし、石原氏のように後出しジャンケンをやろうとして隠した。
6日、石田純一立候補表明。これはいわゆる当て馬、あるいは都連レベルの話。

11日、古賀氏と、松原、岡田などが会談 → サイト
>11日早朝、民進都連の松原仁(じん)会長から電話を受け、会ってみると、私を“すぐ”民進候補として擁立したい
その夜、今度は民進の岡田克也代表から帝国ホテルの立派な部屋に呼ばれた。岡田氏は私に「最後まで一緒に選挙を戦ってくれますか?」と聞いてきた。
「友人であるジャーナリストの鳥越俊太郎氏の出馬が取り沙汰されているが、それが事実なら私は彼の応援に回りたい」
私の鳥越支援のひと言に、岡田氏は「その方向で動きます」と答えた。そして、松原氏や共産党の小池晃書記局長に電話し、出馬をやめる意向を伝えた。
「有権者のために上杉、鳥越、宇都宮の3候補が公約を公開で議論する場を設けてほしい」

一方民主都連の、松原氏談 → 魚拓
>告示(7月14日)直前の11日、都連は元経産省官僚の古賀茂明氏(60)を擁立する方針を固めながら、同日夜に鳥越氏が突然の出馬の意向を示したことを受け、翌12日に党本部の主導で古賀氏ではなく鳥越氏を候補者として担がざるを得なくなった経緯がある。
 あらためて、当時の状況を「(候補者選定を一任されていたはずの)都連の流れとは違う流れで決まった内定していた候補者を覆した」

「都連の流れとは違う流れで決まった」これが気になる。党首レベル、それも他党か。11日夜の、岡田の豹変がおかしい。
しかも岡田は応援にはあまり行かなkったようだし、投票日前に代表選にでないと表明した。なんだか妙だ。岡田も乗り気では無かったのか。

ちなみに、岡田の鳥越についての見解(7月21日) → youtube
表情がおかしい。全然支援する気はないような話しぶりだし。
5:50辺り、「鳥越候補を推すに当たって、身体検査しましたか」、との問に、「私特にコメントしません」と答えてる。
これはもちろん、してないのだろうけど、何か怒ってる。そんな事をするような状況ではなかった、押し付けられたのだ、といったニュアンスがあるのではないだろうか。

しかし、すっきりしない。
誰もが嘘を付いてるような。まるで、「羅生門」(笑)

裏を推測してまとめてみると(記号は確実度)

◎ 鳥越は嘘を付いている
○ 古賀は最初からグルで、都連の誘いに乗ったのもポーズ
△ 石田純一は、混乱を演出する為に乗せられた(本命が登場する前の当て馬)
△ 都連・松原は蚊帳の外で事情を知らなかった
△ 岡田は周囲に振り回されてはっきりした意思は持ってなかった
? 筋書きを描いたのは共産党と中国
△ 宇都宮を攻撃して下ろしたのは、共産党周辺の集団
○ 古賀自身は宇都宮を排除する気はなかった
△ 11日夜、民進が鳥越に決めたのを受けて、共産党は12日から宇都宮排除の工作を始めた
? 中国は沖ノ鳥島が岩礁であるという主張を通すために鳥越を希望した
△ 中国にとっては人格や見識などどうでもよく、能力はむしろ無い方が良かった
△ 野党統一候補は、国内サヨクは当初考えてなかった(宇都宮排除は最後の段階で起きたから)
? 統一候補を要求したのは中国
? 8月上旬に始まった尖閣周辺への大漁船団派遣は、鳥越落選への中国の苛立ちの現れ
△ 民進都連は古賀を推す予定だったのだから、鳥越の選挙準備をしたのは共産党



(8/16追記)
関係あるかどうか知らないが。→ 沖ノ鳥島問題

>米紙ワシントン・ポストの15日付無料版に、日本の沖ノ鳥島(東京都小笠原村)について、「島とは認められない」などと主張する意見広告が掲載された。
> 南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島などを巡り、オランダ・ハーグの仲裁裁判所が7月に出した判決に反発する在米中国、台湾系の団体が出したものとみられる。
>台湾が実効支配する同諸島最大の「太平島」について、「居住が可能で、国連海洋法条約の島の定義を満たしており、島と認めなかった判決はバカげた政治的茶番で受け入れられない」と主張。

こちらのサイトでは、
>(海洋法条約の)第121条第1項では「島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ満潮時においても水面上にあるもの」と定義されている。と同時に、第3項では「人間の居住又は独自の経済的生活を維持することのできない岩は、排他的経済水域又は大陸棚を有しない」とされている。そこで、「人間の居住」を維持できない場合は、それは島ではなく岩ではないか、という1つの解釈が存在する。

島・・・領海も、排他的経済水域も持つ。人間が居住できる。
岩・・・領海のみ持つ。居住できない。
岩礁・・・何も持たない。満潮時に海中に没するもの。

まあ居住できるかどうかは、微妙な話だ。竹島に住んでる人もいるらしいし(笑)。
南沙では、中国は、島でも岩でもない場所(公海)を埋め立てて飛行場を作ってるようなんだが。




続く

テーマ : 選挙
ジャンル : 政治・経済

中島みゆきー地上の星



なんでこんな発声で歌ったのだろうか。一種の自己否定か。

>名立たるものを追って 輝くものを追って、人は氷ばかり掴む

それはその通りだ(笑)。しかし、それを歌詞にするのか。
こういうところがこの人は普通じゃない。

しかし、この人の存在感というのは凄いな。もう誰も相手にならない。誰も否定ができない。自分が作った自分の好きな歌を歌っている、という自足の固まりだ。メディアとか広告会社とか関係なし。好きに歌ったものが評価されるという印象。本来歌手はこうなのだろう。レコードやCDというものがむしろ邪道だったのだろう。そこに付け込む企業が大きな顔をするという状況がおかしかったのかもしれない。


続く

テーマ : 女性アーティスト
ジャンル : 音楽

ヴォルフ歌曲集2、カンツォーネ

カンツォーネ
 オー・ソレ・ミオ-'O sole mio


発声練習を兼ねて。Bがギリギリ出た。

ヴォルフ歌曲集2より
 ミケランジェロの詩による3つの歌曲
  私はしばしば思う・・・Wohl denk'ich oft
  この世に生を享けたものはすべてほろびる・・・Alles endet, was entstehet
  私の魂は感じ得ようか・・・Fuhlt meine seele


以上で歌曲集2は終わり。しかし、最後の辺りは全然面白くなかったな。記譜法も意味がわからないし。
この第2集は前半はいいのだがなあ。
復習で、
    君を愛するあまり随分と時間を無駄にしてしまった-Wie viele zeit verlor ich,dich zu lieben!
    さあ、歩くのだよ、マリア-nun wandre,Maria


君を愛するあまり、

この曲はいたく気に入った。

さあ、歩くのだよ、マリア


古画に寄せて、


次はチマーラだが楽譜が絶版で手に入らない。

しかしヴォルフって不思議な作曲家だ。上のように、非常に繊細で独自の美しさに満ちた曲がある一方で、全く意味不明、あるいは歌唱不能なものがある。子供のころから変わった性格だったらしい。ウイーン音楽院では(冗談で)校長を脅迫して退校になったとか。それで、最初はワーグナー寄りの評論家としてデビューしたらしい。後には作曲に没頭したが、大した収入は得られなかったとか。最後は梅毒の影響で発狂して人生を終えた。

極めて繊細で美しい曲が1割、普通に良い曲が1割、何とも言えない普通の歌が2割、意味不明な曲が5割、歌うのが困難な曲が1割かな。シンコペーションがやたらに多い。ある曲では1小節の中に短い音符が20とか30とかあって、その短い音符の中でシンコペーションしてるのがある。縦に拍子の線を引かないと分からないレベル。まあ、レシタティーボ風に歌うのかなあという気もするが、なんだか良くわからない。

しかし、綺麗な曲は極めて綺麗、しかもルーティーン的じゃなく、曲ごとにオリジナリティがある。臨時記号がやたらに多く、調性は不安定。どこのだれとも似てない。若干、ラベルなんかの印象派風な面もあるが。ラベルよりはやや前の人だけど。

よくマーラー・ヴォルフとまとめられるが、マーラーとは違う。私はむしろ、マーラーに病的な異様なものを感じる。何か根本のところでずれてる。粘着的で我執的というのか。ヴォルフは「我」から離れている感じがある。離れすぎて狂ってるように見えるが、音楽に向かう純粋さがある。マーラーは自分の感性に異様に拘っている。気質的に、あるいは感触的に似てる作曲家といえば、私の知ってる限りでは、シューマンかもしれない。シューマンも綺麗な曲はやたらに綺麗だ。彼も精神を病み、療養所で生涯を終えたが。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

「ヘイト演説」攻撃が始まった・・・言論の規制を要求するメディアとは何なのか

朝日新聞が、桜井候補の演説を批判し始めた → 魚拓
別の候補のレイプ疑惑の方は問題にしないのかな?

>在日コリアンについて「日本から出て行け」などと主張した。
>選挙運動においても差別的言動は許されない。

らしい。
一言に差別的というが、それが差別的かどうか誰がどう決めるのか。
国連の人種差別撤廃条約では、
「人種的優越又は憎悪に基づく思想のあらゆる流布、人種差別の扇動、いかなる人種若しくは皮膚の色若しくは種族的出身を異にする人の集団に対するものであるかを問わずすべての暴力行為又はその行為の扇動及び人種主義に基づく活動に対する資金援助を含むいかなる援助の提供も、法律で処罰すべき犯罪であることを宣言すること」とある。

桜井候補は、日本人の優越は言っていないし、憎悪も振りまいていない。差別行為の扇動もしていない。暴力行為も扇動していない。資金援助もしてないだろう、背景はしらないが。

外国人への生活保護停止、故国に帰れといったぐらいだろう。生活保護を外国人に与えるのは憲法違反のはず。ただの役人の一通の指示書だけで認められている。ちょっとした思いやりが逆手にとられるというのはよくある話だ。外国人に対しては譲歩してはならない。

故国に帰れというのが差別なのか。戦争中外地にいた日本人は戦後必死の思いで日本に帰ってきた。しかし日本から祖国に帰らない人たちがいる。日本人を憎悪し、糾弾しながら。それは普通に見ておかしいだろう。なぜ帰らないのか。すぐ近くにあるのに。時期も数年しかたってないのに。アメリカの黒人にアフリカに帰れといっても無理だろう。祖国がどこかもわからないだろうし、親族もいないだろう。しかし、在日の場合は、戦後直ぐにGHQからの帰国命令も出たのにかなりの人数が帰らなかった。帰還させるなというデモまでしてる。強制連行されたとか言いながら。さらにその後、朝鮮戦争の時にも密航して来てる。戦前戦後の新聞を見てみれば、密航の記事の無い日などないくらいに頻繁に来ている。なぜ来たのか。なぜ帰らないのか。実家があるのではないのか。親族もいるのではないのか。向こうから帰ってこいと言って来ないのか。まあ、その辺りがミソだろう。理由は見当は付くが、今の当人達はもしかしたら知らないのかもしれない。
(ちなみに、在日朝鮮人は強制連行された、なんて捏造が行われたのは、北朝鮮も信じる事ができなくなって帰る宛がなくなった、60年代後半からだと思う。そういう捏造本が出た。北朝鮮への帰国運動で逆に実態がバレた)

外国で人種差別言論がきびしく見られるのは、それに暴力行為が直接的に付随するからだ。今でも、黒人容疑者など平気で射殺されている。しかし日本は違う。外国人だからといって射殺などされない。外国人街が放火されたり迫害されたり、暴力行為が起こるわけではない。しかし、日本のサヨクは、言葉だけを日本に強引に当て嵌めて、社会的背景など無視して、言論を封じようとしている。差別的なるものの敷居を極端に下げてまでして。その結果、日本ではただの言葉狩りになっている。あるいはちょっとした対応の態度などが問題にされたりしている。確か、どこかの大学の事務員が外国人に横柄に見える態度を取ったといって批難されて自殺した例があったはず。実体がないから逆に無限に細かいところまで追求されている。差別による暴力が普通に社会にあれば、それが阻止されればいい、という常識的なラインができるのだが、日本では事実上それがないから、言葉や態度のニュアンスまでが追求される。

上の社説のなかに、あっさり「差別的言動」と書いてるが、「言論」と「行動」は天と地ほどに違う。言論には言論で対抗できる。しかし、行動に対してはそうはいかない。殺人、傷害は勿論だが、差別的制度などもそう。

アメリカでは黒人差別は60年代まで続いた。制度的な差別があった。公民権から、交通機関の座席とか、通学に至るまで。
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上の写真は、57年、ノースカロライナのシャーロットにある、ハリーハーディングという白人の高校に編入を認められた黒人少女Dorothy Countsを取り囲み罵倒する群衆。登校に反対するために、1千人も集まったとか。当時の知事は人気取りの為に、州兵を派遣して入れないようにしたらしい。それに対して当時のアイゼンハワー大統領が連邦軍を派遣、護衛して通学させた。左後方に兵士の姿が見える。しかし、石やゴミを投げつけられ、教師にも無視されて4日後退学、他校に移った。
のちに他の州で大学に入り、育児介護の専門家となった。2010年、当時の群衆から公的な謝罪を受け、また高校も図書館に彼女の名前を付けた。まだ生存してるらしい。→ 50年後母校を訪れた時のことなど。
またこの写真を撮った写真家、Douglas Martinは"1957 World Press Photo of the Year". を受賞した。
こういった事を背景として欧米の人種差別撤廃の法制度は出来た。日本とは違う。

この写真はかなりショッキングなものだ。何がショックかといえば、周囲の群衆よりは、黒人少女の冷静な表情である。大勢の群衆に囲まれ罵声を浴びせられたら、15歳の私なら耐えられなかっただろう。誰だってこんな風に罵声を浴びたらうろたえるだろう。なぜこの少女は冷静でいられたのか。抵抗力が付いていたのだ。数知れぬ体験を通じて。あの表情のインパクトの強さはそこから来ている。

この写真は私にとっては、キャパが戦後のパリで撮った写真に匹敵する。直接の関係はないが引用。
PA-14275908.jpg
赤子を抱いたナチ協力者(愛人か)を丸坊主にして、その家族と共に街中を連れ回す群衆。女性の前にいる老人が女性の父親か。ナチ協力者への憎悪は理解はするが、何か虚しい。君らは何をしてたのだ、と言いたくなる。ドイツにたったの一ヶ月で降伏し、ポーランドが侵攻された時には参戦義務があったのに放置して惨害を拡大させた。今の日本と同じように反戦気分が横溢してたらしい。反戦はむしろ戦争を拡大させるいい例だ。ポーランド侵攻の時点て対応しておけばまだなんとかなったのに。あまり言われないが、第二次大戦でフランスほど阿呆な国はなかったろう。この写真の中でポジティブな面を言えと言われれば、女性が赤ん坊に投げかける愛情と、一緒に晒し者になって歩く父親の姿である。

差別的言辞の板子一枚下にはこういう現実があるのが、欧米だったのだ。
こういった背景事情を無視して、条文だけを持ち込み、そんな差別などは存在しない日本社会をあら捜しして厳格な適用を行い、私らは進歩派でござい、というのが日本のサヨクだった。これは何でも同じ。少年法なども含めて。これはいわゆる反日的な意図もあっただろうけど、多くは無知と愚かさの結果だろうと思う。欧米の社会は日本よりは遥かに「進んだ」社会であって、日本に見られるような精神的な貧困などはないのだと思いこんだのだろう。今でも何かあるたびに、「国際基準ではこれは差別だ」、「欧米から笑われる」、「世界に顔向けが出来ない」(笑)、などといった問切り方の反応がある。どこの並行世界を想定してるんだろう。別に日本が完璧な社会、最高の社会だというわけではないが、西欧基準のその言葉面を元にして日本のあり方を否定する、これをずっと繰り返してきたのが日本のサヨクだった。

中には「これは人間の国か」と叫んだ人もいる。一体どこの国なら満足したのだろう。人間社会に起きるあらゆる不幸を政府や社会のせいにして、ちゃんとやれば起こらないはずだ、そういう社会をなぜ作らないのかと叫ぶのだ。一体どこにそんな社会があるのか。言葉だけを見てると、日本だけが極端に歪んだ社会であるかのように見える。そういった思考は現状を否定して更に混乱をもたらすだけである。まあ、それが目的なのかのしれないが、どうしても思考力が足りないのではないかと思ってしまう。隣の某国では政治犯を飢えた犬に襲わせ、アフリカなどでは、敵対部族を吊橋からはるかに深い谷に面白がって投げ捨てる、なんて状況がある。それが人間の現実なんだが。日本でそんな不満が言えるのは、相当に恵まれた社会だからだ。上のような社会じゃ、そんな発想さえ起きないだろう。

(全然関係ない話だが、アメリカもフランスもデブが一人もいない(笑)。全員普通の体格をしている。フランスは戦争直後だが、アメリカは史上最高の繁栄の時代だったのに。今との違いはなんなんだろう)





続く

テーマ : 日本を正常な国に戻したい
ジャンル : 政治・経済

2016都知事選・・・サヨクはまだ生き残っている

あんな候補者だったにもかかわらず、135万票も取った。

小池 百合子  64   2,912,628
増田 寛也    64   1,793,453
鳥越 俊太郎  76   1,346,103
上杉 隆     48    179,631
桜井 誠     44    114,171
マック 赤坂   67    51,056
七海 ひろこ   32    28,809
立花 孝志    48    27,241
高橋 尚吾    32    16,664
中川 暢三    60    16,584
山口 敏夫    75    15,986


公約?が、「住んでよし」、「働いてよし」、「環境によし」だったはずが、途中から、「学んでよし」、「女性によし」と次々に追加された。
最初はこうだった。
torigoe1.png

次にこうなった。
31a4bb (1)

そして
torigoe_josei-4-600x338.jpg

しかし、その具体策は全く無し。男性差別でもするつもりだったのか(笑)。何も具体策がないのなら、若者によし、老人によし、子供によし、夫婦によし、日本によし、アジアによし、世界によし、金星人によし、太陽系によし、とでも言えばいいのに(笑)。まあ、言う方も言う方だが、祭り上げる方もどうかしている。嬉しそうにプラカードを掲げていたが、一体何がどうなると思ってたんだろう。

そもそも、この「女性によし」はあのレイプ疑惑事件が週刊誌に載ったから急に付け加えられたのは明らかだ。事実無根とか言ってるが、話し合いの場がもたれ、その後大学へ立ち入り禁止(?)状態になったのも事実らしい。事情通によると、更に言うもはばかるような事があったとか(前のページの動画参照)。そのカバーの為のスローガンだろう。女性弁士20人を連ねた演説会もやってる。よく出れたもんだ。

得票率も冴えない。

前回14年
舛添要一   65   無所属  2112,979票  43.40%   公明、自民東京都連推薦
宇都宮健児  67  無所属   982,594票  20.18%   共産、社民、緑の党、新社会党推薦
細川護熙   76   無所属   956,063票  19.64%   民主、生活の党、結いの党支援


今回
小池百合子  64  無所属   2,912,628票  44.49%   なし
増田寛也   64  無所属   1,793,453票  27.40%   自民、公明、こころ推薦
鳥越俊太郎  76  無所属   1,346,103票  20.56%   民進、共産、社民、生活推薦


前回の宇都宮健児氏と変わらない。しかし、前回は民主他は細川氏を推薦してた。今回は野党統一候補なんだから、率で言えば半減したことになる。大失敗だろう。ところが、共産党などは、善戦した、成功したと言ってるらしい(笑)。まあ、北朝鮮を地上の楽園だとか呼んだ集団の子孫だしね。

出口調査で、世代別投票先。
e72fe66c.jpg

50代以上で鳥越候補の支持率が高くなっている。それ以下は激減である。
50歳で考えると、生まれたのは66年、入学が72年。その時点では70年安保は終わり、赤軍派などのテロが頻発していた。それ以下の年代は、左翼運動への幻滅の時代に青少年期を過ごした。それより上の世代、60歳だと、生まれたのは56年、60年代に在学していて、まだ左翼運動が活発だった時代だ。そういった時代の雰囲気を濃厚に受けて育った。日教組の影響も強かった。そういう影響がまだ残ってる、というかもう解けない人たちなんだろう。洗脳というのは一定レベルでは効果はあるわけだ。

若い世代がやや面白い。20代ではその他が多くなってるが、「極右」の桜井候補の支持が鳥越を上まったとか。面白い現象だ。桜井候補の言ってる事は偏向してるかもしれないが(笑)、デマや間違いはない。事実を言っている。そういう面に惹かれる層がいてもおかしくはない。25歳で考えれば生まれたのは、91年、つまりソ連圏が崩壊しつつある時期だ。鳥越など支持するわけがない。

ちょっと不思議なのが10代、つまり、18歳、19歳。なぜか、自民公認の増田候補が高くなっている。なんで? 全世代を通じて一番高い(笑)。権威によわいのかしらん。これはちょと分からない。



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