EUの「終わりの始まり」・・・イギリスEU離脱へ、「擬制の終焉」
一般のメディアの事前の予測に反して、イギリス国民は離脱を選んだ。結構なことだ。ま、私はこれしかないと思ってはいたが。残留しても何の展望もない。混乱が長引き、深化して抜き差しならない事態になるだけだ。離脱して一旦難民移民の影響から抜けだす必要があるだろう。離脱しても直ぐには対策は取れないとも言うが、放置するよりはマシ。経済的な混乱は続くかもしれないが、構造的に破壊されたわけじゃないし、そのうち安定するだろう。
この後、他のEU諸国でも選挙があるらしい。是非、こんな人工的な、偽善に基づく構造体など崩壊させて欲しい。
他の国の反応 → 時事の記事
>「EUのエリートたちは敗北し、新たなスタートを切る時が来た」。オランダの極右・自由党のウィルダース党首は英国民投票の結果を手放しで歓迎し、次は自分たちの番だと訴えた。
> 自由党は来春の総選挙に向けて支持率トップを走る。
>イタリアの新興政党「五つ星運動」も、ユーロ離脱の国民投票の実施を目指している。19日のローマ市長選では、同党候補が当選を果たした。
まあ、これは欧州諸国の問題ではあるが、日本も影響を受けてる。
個人的に一番腹が立つのが、欧州の文化の押し付けである。捕鯨反対、死刑禁止、難民移民の押し付け。彼らは、多文化共生とか言うが、彼らがいう「多文化」というのは、彼らが許容できる範囲での多文化である。捕鯨や死刑はその範囲に入らないらしい(笑)。認めないものは排撃するんだから、困ったもんだ。これをやってるのは、世界中で白人だけ。この点については、ムスリムの方がまだまし。ムスリムは他宗教の人間に、豚肉食うなとは言わないからね(笑)。
身勝手なものだ。つい数十年前まで捕鯨も死刑も普通にやってたのに、自分らが廃止を決めたら他国にも押し付け始めた。かつての白人支配の時代の感覚から抜け出せないらしい。極東軍事裁判では、捕虜を虐待したとか、食事が酷かったとか、たったの40km歩かせられたとか(バターン死の行進)、レイプしたとかだけで死刑にしてたくせに。EUが崩壊すればそういった偽善的な押し付けも減ってくるだろう。
あとは、国民投票実施というのが大きい。日本には国民投票に反対する勢力がいる、不思議な事に(笑)。なんとしても九条護持の為に、そういった民主的な手続きもさせまいとする。イデオロギーに支配されてる病気の頭なのか、中国の手下をやってるので言ってるのか知らないが。
もうひとつ、昔からいる不思議な人たちなのだが、世界は統合の方向に向かっている、とやたらに宣伝する勢力がいる。最近はあまり聞かなくはなったが、それでもまだいるようだ。一体何を見てればそう思うのか、さっぱりわからないが。説明が思いつかない(笑)。世界は明らかに分離独立の方向に向かっている。ソ連の崩壊以降特に目につく。あらゆる地域でその方向性がある。日本でも、沖縄独立論とかあるように。しかもそれを担ってる集団は、どうも世界統合論者と被ってるように見えるのだが(笑)。
EUはその唯一の例外だった。さっさと崩壊して欲しい。大体、世界統合って、非常に少数の人間が世界を支配する形にしかならないと思うのだが、なんでそんなものを期待するのだろうか。支配者になりたいのだろうか。スターウオーズの銀河帝国の皇帝のように(笑)。世界が統合的だったのは、むしろ過去。モンゴル帝国とか、トルデシリャス条約以降の植民地時代とか
※このサイトはBABYMETALのページが多くなってるのだが(笑)、4月にあったウエンブリー公演で、各国から集まったファンたちが自分たちの国旗を掲げるシーンがあった。お互い個別に国を作り、尊重し合えばいいのだ。それが健全な姿だと思う。→ ウエンブリー公演
曲のタイトルは、The one で、若干このページの趣旨には反するが(笑)、気持ちの問題としてなら、それでいいだろう。問題は制度による強制なのだ。
=====まさに、「擬制の終焉」=====
かつて、吉本隆明が「擬制の終焉」という本を書いた。擬制というのは、実体はその名目とは違うのに、名目通りだと信じられている状態、あるはそのものを指すと思うが、これで名指しされたのは、革命の前衛だと称してた共産党など既成の政党である。60年頃の安保運動の過程で実体は違うと見えてきたという話だったと思うが、まあ、そんなものは、39年頃にすでに、ジョージオーウエルによってスペイン戦争において指摘されていたことだ。国際共産主義運動など、まさに擬制だったのだ。特定国家や集団の利益の為のものでしか無かったのだ。日本は異常にこの方向の認識が遅れていた。共産主義者による言論支配が徹底されていた。当時、某作家は中国を旅して「中国の労働者の顔は輝いていた」とか書いてたし(笑)。私はその本を高校生の頃読んでビックリしたものだ(笑)。北朝鮮がアジアの未来だとか言ってる人もいた(大笑)。朝鮮戦争が韓国が仕掛けたものだなんてのも信じられていたと思う。
このEUというのも「擬制」だろう。多文化、他民族が国境を越えて分かり合える、共生できるとEUの理想主義者たちは信じたのだろう。今でも表向きはそう主張しているようだ。しかし実態はは違う。おそらくどの国でも選挙をすれば似たような結果になるのでは。まあ、欧州の人だけならそれはなんとか出来たのかもしれない。しかし、中東その他から難民移民が殺到するようになってそれが夢幻であったとやっと気づいた。イギリス・フランスその他で、反EU、EU懐疑派の政党が躍進したのは、2年前のことだった。→ HPの「多文化共生」というまやかし
人間なんて、伝統的な思想を元にしてしか思考はできない。過去から積み上げられてきたものが、唯一基盤として使えるものだろう。新しい思想など、どこかに無理、不整合、矛盾がある。その新しい思想を理解するのは可能だが、その思想を現実の政策として実行に移すのは不可能である。その事を認めるべきだろう。その良い例が共産主義だったが、EUも崩壊しかけている。しかし、どの世界にでも、新規な、夢のような、天国が間近に見えるような思想に飛びつく人がいる。自分がいた基盤から離れて飛び付いてしまう人がいるのだ。一生をそれに奉じて。今も過激派に所属している老人が活動してるらしい。馬鹿げた話だ。
===各種分析===
地域別支持の割合

地域別、年齢別の投票結果 → BBC
離脱派が勝った8つの理由 → BBCjapan
年齢別支持政党別グラフ
年齢別学歴別グラフ
イギリスがEU離脱した理由
>EUのバカらしい法律
>例えばタンポンの消費税を決める法律、掃除機の吸引力がすごすぎてはいけない、ゴム手袋は洗剤を扱えなければならない、スーパーで売られるキュウリとバナナは曲がっていてはいけない、ミネラルウオーターのボトルには「脱水症状を防ぎます」と書いてはならない等です。
マジなのかな(笑)
イギリス在住日本人の感想
>6月24日
>シェークスピアの故郷のストラトフォード=アポン=エイヴォンも離脱。美しい街で貧困ではない。貧困地域=離脱支持、という見方は間違い。
>6月24日
>セブンオークスは離脱。ここはロンドン郊外の裕福かつ美しい郊外。レベルの高い私学があり住民は白人専門職や資産家が多い。貧乏=離脱、という見方は成り立たない事がわかる。
色々と面白い風刺画も載ってる

右からギュンター・エッティンガー(ドイツの欧州委員)、ユンケル(欧州委員長、ルクセンブルグ出身)、メルケル、シュルツ(欧州議会議長、ドイツ人)、フェルホフスタット(欧州議会議員、自由民主同盟会長、ベルギー出身)かな?
ドイツ系だけ集めた感じ。
元ネタは

左から、ムッソリーニ、カイテル(ドイツ国防軍最高司令部総長)、ヒトラー、ヨードル(ドイツ国防軍作戦本部長)、マンシュタイン?(ドイツ軍元帥、44年3月解任)
イタリアの情勢を検討してるところ。ムッソリーニがいるって事は、山荘からの救出(1943年9月)以降か。アンツィオ上陸作戦(44年1月)の頃かな。

続く
この後、他のEU諸国でも選挙があるらしい。是非、こんな人工的な、偽善に基づく構造体など崩壊させて欲しい。
他の国の反応 → 時事の記事
>「EUのエリートたちは敗北し、新たなスタートを切る時が来た」。オランダの極右・自由党のウィルダース党首は英国民投票の結果を手放しで歓迎し、次は自分たちの番だと訴えた。
> 自由党は来春の総選挙に向けて支持率トップを走る。
>イタリアの新興政党「五つ星運動」も、ユーロ離脱の国民投票の実施を目指している。19日のローマ市長選では、同党候補が当選を果たした。
まあ、これは欧州諸国の問題ではあるが、日本も影響を受けてる。
個人的に一番腹が立つのが、欧州の文化の押し付けである。捕鯨反対、死刑禁止、難民移民の押し付け。彼らは、多文化共生とか言うが、彼らがいう「多文化」というのは、彼らが許容できる範囲での多文化である。捕鯨や死刑はその範囲に入らないらしい(笑)。認めないものは排撃するんだから、困ったもんだ。これをやってるのは、世界中で白人だけ。この点については、ムスリムの方がまだまし。ムスリムは他宗教の人間に、豚肉食うなとは言わないからね(笑)。
身勝手なものだ。つい数十年前まで捕鯨も死刑も普通にやってたのに、自分らが廃止を決めたら他国にも押し付け始めた。かつての白人支配の時代の感覚から抜け出せないらしい。極東軍事裁判では、捕虜を虐待したとか、食事が酷かったとか、たったの40km歩かせられたとか(バターン死の行進)、レイプしたとかだけで死刑にしてたくせに。EUが崩壊すればそういった偽善的な押し付けも減ってくるだろう。
あとは、国民投票実施というのが大きい。日本には国民投票に反対する勢力がいる、不思議な事に(笑)。なんとしても九条護持の為に、そういった民主的な手続きもさせまいとする。イデオロギーに支配されてる病気の頭なのか、中国の手下をやってるので言ってるのか知らないが。
もうひとつ、昔からいる不思議な人たちなのだが、世界は統合の方向に向かっている、とやたらに宣伝する勢力がいる。最近はあまり聞かなくはなったが、それでもまだいるようだ。一体何を見てればそう思うのか、さっぱりわからないが。説明が思いつかない(笑)。世界は明らかに分離独立の方向に向かっている。ソ連の崩壊以降特に目につく。あらゆる地域でその方向性がある。日本でも、沖縄独立論とかあるように。しかもそれを担ってる集団は、どうも世界統合論者と被ってるように見えるのだが(笑)。
EUはその唯一の例外だった。さっさと崩壊して欲しい。大体、世界統合って、非常に少数の人間が世界を支配する形にしかならないと思うのだが、なんでそんなものを期待するのだろうか。支配者になりたいのだろうか。スターウオーズの銀河帝国の皇帝のように(笑)。世界が統合的だったのは、むしろ過去。モンゴル帝国とか、トルデシリャス条約以降の植民地時代とか
※このサイトはBABYMETALのページが多くなってるのだが(笑)、4月にあったウエンブリー公演で、各国から集まったファンたちが自分たちの国旗を掲げるシーンがあった。お互い個別に国を作り、尊重し合えばいいのだ。それが健全な姿だと思う。→ ウエンブリー公演
曲のタイトルは、The one で、若干このページの趣旨には反するが(笑)、気持ちの問題としてなら、それでいいだろう。問題は制度による強制なのだ。
=====まさに、「擬制の終焉」=====
かつて、吉本隆明が「擬制の終焉」という本を書いた。擬制というのは、実体はその名目とは違うのに、名目通りだと信じられている状態、あるはそのものを指すと思うが、これで名指しされたのは、革命の前衛だと称してた共産党など既成の政党である。60年頃の安保運動の過程で実体は違うと見えてきたという話だったと思うが、まあ、そんなものは、39年頃にすでに、ジョージオーウエルによってスペイン戦争において指摘されていたことだ。国際共産主義運動など、まさに擬制だったのだ。特定国家や集団の利益の為のものでしか無かったのだ。日本は異常にこの方向の認識が遅れていた。共産主義者による言論支配が徹底されていた。当時、某作家は中国を旅して「中国の労働者の顔は輝いていた」とか書いてたし(笑)。私はその本を高校生の頃読んでビックリしたものだ(笑)。北朝鮮がアジアの未来だとか言ってる人もいた(大笑)。朝鮮戦争が韓国が仕掛けたものだなんてのも信じられていたと思う。
このEUというのも「擬制」だろう。多文化、他民族が国境を越えて分かり合える、共生できるとEUの理想主義者たちは信じたのだろう。今でも表向きはそう主張しているようだ。しかし実態はは違う。おそらくどの国でも選挙をすれば似たような結果になるのでは。まあ、欧州の人だけならそれはなんとか出来たのかもしれない。しかし、中東その他から難民移民が殺到するようになってそれが夢幻であったとやっと気づいた。イギリス・フランスその他で、反EU、EU懐疑派の政党が躍進したのは、2年前のことだった。→ HPの「多文化共生」というまやかし
人間なんて、伝統的な思想を元にしてしか思考はできない。過去から積み上げられてきたものが、唯一基盤として使えるものだろう。新しい思想など、どこかに無理、不整合、矛盾がある。その新しい思想を理解するのは可能だが、その思想を現実の政策として実行に移すのは不可能である。その事を認めるべきだろう。その良い例が共産主義だったが、EUも崩壊しかけている。しかし、どの世界にでも、新規な、夢のような、天国が間近に見えるような思想に飛びつく人がいる。自分がいた基盤から離れて飛び付いてしまう人がいるのだ。一生をそれに奉じて。今も過激派に所属している老人が活動してるらしい。馬鹿げた話だ。
===各種分析===
地域別支持の割合

地域別、年齢別の投票結果 → BBC
離脱派が勝った8つの理由 → BBCjapan
年齢別支持政党別グラフ
年齢別学歴別グラフ
イギリスがEU離脱した理由
>EUのバカらしい法律
>例えばタンポンの消費税を決める法律、掃除機の吸引力がすごすぎてはいけない、ゴム手袋は洗剤を扱えなければならない、スーパーで売られるキュウリとバナナは曲がっていてはいけない、ミネラルウオーターのボトルには「脱水症状を防ぎます」と書いてはならない等です。
マジなのかな(笑)
イギリス在住日本人の感想
>6月24日
>シェークスピアの故郷のストラトフォード=アポン=エイヴォンも離脱。美しい街で貧困ではない。貧困地域=離脱支持、という見方は間違い。
>6月24日
>セブンオークスは離脱。ここはロンドン郊外の裕福かつ美しい郊外。レベルの高い私学があり住民は白人専門職や資産家が多い。貧乏=離脱、という見方は成り立たない事がわかる。
色々と面白い風刺画も載ってる

右からギュンター・エッティンガー(ドイツの欧州委員)、ユンケル(欧州委員長、ルクセンブルグ出身)、メルケル、シュルツ(欧州議会議長、ドイツ人)、フェルホフスタット(欧州議会議員、自由民主同盟会長、ベルギー出身)かな?
ドイツ系だけ集めた感じ。
元ネタは

左から、ムッソリーニ、カイテル(ドイツ国防軍最高司令部総長)、ヒトラー、ヨードル(ドイツ国防軍作戦本部長)、マンシュタイン?(ドイツ軍元帥、44年3月解任)
イタリアの情勢を検討してるところ。ムッソリーニがいるって事は、山荘からの救出(1943年9月)以降か。アンツィオ上陸作戦(44年1月)の頃かな。

続く
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