「そうだ、難民しよう!」のイラスト問題-風刺として適切
やや古くなった問題ではあるが、これを巡ってやたらに騒ぎが広がってて、どうなるのか不明な状況(笑)
引用していいのかどうか知らないが、まあ至るとこにあるんだから、良いんだろうとしておく。


左が元の写真(Jonathan Hyams氏撮影)、右が問題のイラスト(はすみとしこ氏作)。
まず言いたいのは、元の写真がつまらないという事。何を主張してるのか、何を訴えたいのか分からない。後ろにあるのは何なのか(まあ、キャンプだろうけど)、他の人はなぜいないのか、家族はどうしてるのか。この少女の表情は何なのか、なぜこんな服をきてるのか、意味の分からないポートレートだ。うっかりすると、幼児なんとかに引っかかりそうな気もする(笑)。
それに比べて、右のイラストは実に主張が明解だ(笑)。誰でもわかるし、しかも今世界の緊急の問題になっている。
しかし、このイラストに対してはいくつかのクレームが上がっている。
1.著作権の問題(この為に、このイラストは撤回されたらしい)
2.民族差別ではないか。
3.難民を誹謗しているのではないか。
4.この少女が偽装難民と確認されたのか。
ぐらいかな。他にもあるのかもしれないが。
別に全面的に擁護するわけではないが、まあ、1.については、ネットの世界では、コラージュなんてのは盛んであって、それについて、著作権が問題になった事はないだろう。つい半年前ぐらいだったか、ISISの人質を巡って「クソコラ祭り」なんてのがあったばかりだ。
2.については、必ずしも民族性は問題になっていないからいいだろう。
4.については、写真とイラストは別の作品であって、またさらに現実を写したものではないのは明らか。もちろん、当の少女にとっては迷惑だろうけど、どこの誰だか普通の人は知らないし、ポイントがずれてる。この主張は作者のフィクションであって、少女の現実についての説明ではないということは誰にでも分かる事だ。
3.が問題だ。
これを問題にしてる人は相当に多いようだ。検索してもそういう主張のサイトはかなりある。
まあ、「良識ある」、「正義の側に立っている」、「平等を訴えている」、種類の人はそういうだろうなあ。まあ、分からなくはない。
しかし、今回の問題はちょっと話が違う。
この点に関しては、今現在の難民問題について、
a.偽装難民が多い
b.子供がダシにされてる面がある
c.そもそも、アラブ地域では女性子供の扱いが差別的で、他の世界の感覚とは違う
という面がある。
a.について
現在の難民騒ぎでは、その数もさることながら、難民と称する人たちが、難民とは限らない、という点がある。ドイツに来ている「難民」の内シリアから来た人は半分以下らしい。パキスタンとか、ソマリア、アルバニア辺りの人が相当数いるとか。これはほぼ確定的な事実である。
(中断、11/15、フランスでのテロについて)
フランスですさまじいテロが起きてしまった。150人位死んだらしい。実行犯は3グループとか。911を思わせる周到さ。
中東自体が混乱してるが、それに連動する形で、欧州にも混乱は広がってる。
中東の混乱は、「アラブの春」(あるいはカダフィ、フセイン殺害)以降だし、欧州の混乱は、主にメルケルの難民受け入れ発言が引き起こしている。ともに、欧州発のリベラリズム、あるいは人道主義が元になっている。もうそういった理念の押し付けはやめるべきだろう。最近酷すぎる。日本に対しても、死刑廃止だの、難民受け入れだの、捕鯨反対だの、自分らの主観を押し付けて来ている。自分らの人道主義が絶対的な規範らしい。それ以外の可能性に頭が働かない、知的には低レベルのものだと思うのだが、信じこんでいるから他の判断が出来ない。これを普通に言うと、バカのひとつ覚え。多文化共生などと綺麗事を言うくせに、他文化自体は認めない(笑)。いい加減にしてほしものだ。しかも、それでいて、チベットやウイグルでの弾圧には何も言わないんだから適当なものだ。
ただ、一方で欧州の民衆がそういった理念に批判的になりつつある。来年のフランスの大統領選挙は、右翼の国民戦線マリーヌ・ルペンが有力らしい。イギリスもEUから離脱するかもしれないとか。理念ではなく、そういった普通の感覚で政治はやるべきだろう。まあ、それをいうとEUの思想の敗北になるのだが。→ HP「多文化共生」というまやかし」
(終わり)
上の続き
b.について
欧州が難民受け入れに大きく傾いた、あの子供の水死写真。怪しい写真だった。服装が変に綺麗だったし、あまり考えたくはないが、意図的に水死させた可能性が指摘されている。もし海で遭難したあと打ち上げられたとしたら、衣服はあんな風にはならないと思う。普通の子供の姿かたちのままに死んでいる、それがこの写真のポイントだ。目をそむけるような腐乱死体などでは同情はわかない。また、それ以外にも、難民の集団の中で子供を高く掲げて注目させたりというケースが見られる。
前から不思議なのだが、アラブではよく子供が死に、そしてその写真が流される。対イスラエルの紛争でもよくそういった映像や写真が出てきていた。内情を知らないから断言はできないが、意図的にやられてる可能性はあるだろう。
そういう風土というか状況の中で、あの少女の写真は何なのか。普通に考えれば、戦火の中を逃げ惑う辛い状況が現れてる、という事になるのだが、そうだろうか。どうもそうは受け取れない。辛い事は他にいくらでもあるだろう。
引用していいのかどうか知らないが、まあ至るとこにあるんだから、良いんだろうとしておく。


左が元の写真(Jonathan Hyams氏撮影)、右が問題のイラスト(はすみとしこ氏作)。
まず言いたいのは、元の写真がつまらないという事。何を主張してるのか、何を訴えたいのか分からない。後ろにあるのは何なのか(まあ、キャンプだろうけど)、他の人はなぜいないのか、家族はどうしてるのか。この少女の表情は何なのか、なぜこんな服をきてるのか、意味の分からないポートレートだ。うっかりすると、幼児なんとかに引っかかりそうな気もする(笑)。
それに比べて、右のイラストは実に主張が明解だ(笑)。誰でもわかるし、しかも今世界の緊急の問題になっている。
しかし、このイラストに対してはいくつかのクレームが上がっている。
1.著作権の問題(この為に、このイラストは撤回されたらしい)
2.民族差別ではないか。
3.難民を誹謗しているのではないか。
4.この少女が偽装難民と確認されたのか。
ぐらいかな。他にもあるのかもしれないが。
別に全面的に擁護するわけではないが、まあ、1.については、ネットの世界では、コラージュなんてのは盛んであって、それについて、著作権が問題になった事はないだろう。つい半年前ぐらいだったか、ISISの人質を巡って「クソコラ祭り」なんてのがあったばかりだ。
2.については、必ずしも民族性は問題になっていないからいいだろう。
4.については、写真とイラストは別の作品であって、またさらに現実を写したものではないのは明らか。もちろん、当の少女にとっては迷惑だろうけど、どこの誰だか普通の人は知らないし、ポイントがずれてる。この主張は作者のフィクションであって、少女の現実についての説明ではないということは誰にでも分かる事だ。
3.が問題だ。
これを問題にしてる人は相当に多いようだ。検索してもそういう主張のサイトはかなりある。
まあ、「良識ある」、「正義の側に立っている」、「平等を訴えている」、種類の人はそういうだろうなあ。まあ、分からなくはない。
しかし、今回の問題はちょっと話が違う。
この点に関しては、今現在の難民問題について、
a.偽装難民が多い
b.子供がダシにされてる面がある
c.そもそも、アラブ地域では女性子供の扱いが差別的で、他の世界の感覚とは違う
という面がある。
a.について
現在の難民騒ぎでは、その数もさることながら、難民と称する人たちが、難民とは限らない、という点がある。ドイツに来ている「難民」の内シリアから来た人は半分以下らしい。パキスタンとか、ソマリア、アルバニア辺りの人が相当数いるとか。これはほぼ確定的な事実である。
(中断、11/15、フランスでのテロについて)

フランスですさまじいテロが起きてしまった。150人位死んだらしい。実行犯は3グループとか。911を思わせる周到さ。
中東自体が混乱してるが、それに連動する形で、欧州にも混乱は広がってる。
中東の混乱は、「アラブの春」(あるいはカダフィ、フセイン殺害)以降だし、欧州の混乱は、主にメルケルの難民受け入れ発言が引き起こしている。ともに、欧州発のリベラリズム、あるいは人道主義が元になっている。もうそういった理念の押し付けはやめるべきだろう。最近酷すぎる。日本に対しても、死刑廃止だの、難民受け入れだの、捕鯨反対だの、自分らの主観を押し付けて来ている。自分らの人道主義が絶対的な規範らしい。それ以外の可能性に頭が働かない、知的には低レベルのものだと思うのだが、信じこんでいるから他の判断が出来ない。これを普通に言うと、バカのひとつ覚え。多文化共生などと綺麗事を言うくせに、他文化自体は認めない(笑)。いい加減にしてほしものだ。しかも、それでいて、チベットやウイグルでの弾圧には何も言わないんだから適当なものだ。
ただ、一方で欧州の民衆がそういった理念に批判的になりつつある。来年のフランスの大統領選挙は、右翼の国民戦線マリーヌ・ルペンが有力らしい。イギリスもEUから離脱するかもしれないとか。理念ではなく、そういった普通の感覚で政治はやるべきだろう。まあ、それをいうとEUの思想の敗北になるのだが。→ HP「多文化共生」というまやかし」
(終わり)
上の続き
b.について

欧州が難民受け入れに大きく傾いた、あの子供の水死写真。怪しい写真だった。服装が変に綺麗だったし、あまり考えたくはないが、意図的に水死させた可能性が指摘されている。もし海で遭難したあと打ち上げられたとしたら、衣服はあんな風にはならないと思う。普通の子供の姿かたちのままに死んでいる、それがこの写真のポイントだ。目をそむけるような腐乱死体などでは同情はわかない。また、それ以外にも、難民の集団の中で子供を高く掲げて注目させたりというケースが見られる。
前から不思議なのだが、アラブではよく子供が死に、そしてその写真が流される。対イスラエルの紛争でもよくそういった映像や写真が出てきていた。内情を知らないから断言はできないが、意図的にやられてる可能性はあるだろう。
そういう風土というか状況の中で、あの少女の写真は何なのか。普通に考えれば、戦火の中を逃げ惑う辛い状況が現れてる、という事になるのだが、そうだろうか。どうもそうは受け取れない。辛い事は他にいくらでもあるだろう。
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