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珈琲焙煎日記 パナマ エスメラルダ農園・ゲイシャ種

パナマ エスメラルダ農園・ゲイシャ種 160グラム ハイロースト辺り

ついに、エスメラルダ農園のも買ってしまった。以前よりは価格は落ち着いたみたいだし。一ヶ月ほど前に、これに隣接するカルレイダ農園産のものを飲んでみた。焙煎に失敗したが。エスメラルダ農園は、ゲイシャ種復興の本場の農園。ゲイシャ種というのは、エチオピアのgeshaで発見された品種らしい。アメリカ風なまりなのかどうか、ゲイシャと呼ばれて近年バカ高い値段で取引されて有名になった。とはいえ、一杯あたりの生豆の値段は、150円から200円ほど。さほど高価なものではない。コーヒー豆としてはブルマンの倍近くの特級クラスだが。

パナマってのは、イメージとは違って、南北じゃなくて、東西に延びてるのだが、そこの西部にある最高峰のバル山山麓にこれらの農園はある。さらにこの地域に隣接するコスタリカのコフィアディベルサ農園でもゲイシャ種は栽培していて、それなりに香りもあり美味かった。その他、コロンビアとかマラウイでも栽培している。マラウイのは安くて買ってみたら、眠気覚ましに非常に強力に効くので、ほとんど毎日のように飲んでいた。ところがどうも今年はどういうわけか、業者に入ってきてないらしくて買えない。

で、パナマの歴史をひと調べ(笑)。発見したのはコロンブス。のちスペイン人が支配してたのは、他の中南米と同様で、特にパナマはスペイン人の大陸支配の為の交通の中心地になっていたらしい。スペイン本国がナポレオンに支配されると、中南米で独立運動が起き、シモンボリバルの元に、パナマから南米北部を覆う大コロンビア国を作ろうとするのだが、瓦解し、パナマは主に隣のコロンビア地域と同一の国となって存続する。

しかし、アメリカ合衆国が運河を造ろうと介入して、コロンビア地域から1903年に独立。1914年運河完成。その時点では、永久に運河はアメリカの領土とするという契約だった。その後はナショナリズムが高まり、ついにあのジミーカーター大統領の時に、返還の条約を結ぶ。80年代になるとノリエガの独裁体制となり、麻薬問題でのアメリカの介入を呼び、パナマ侵攻、ノリエガ逮捕、1999年の運河の主権返還と続く。

しかし、ジミーカーターってのは、余計な事ばかりしていた印象。北朝鮮関係とか。リベラル志向で世界の諸問題が解決されると思いこんでたみたいだが、それは混乱しか呼ばないってのは、最近の日本の鳩菅のキティ内閣を見ても分かる通り(笑)。欧米の高尚なひと達だけで世界が出来ていれば可能かもしれないが、そうはいかない。アジアアフリカ中南米じゃ通用しない。特にパナマ運河のような世界的な要地は安定した支配が絶対に必要。カーターは、大統領時代の無能ぶりを取り繕うと、まだ性懲りも無く色々と活動してるみたいだが。

で、コーヒーの話(笑)。この豆はミディアムよりも軽い焼きを推奨してる業者が多いようだが、あまり浅い焼きはすきじゃないので、それよりはちょっと深めに焼いてみた。


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確かに香りは非常に高い。それも他とは違う何か濃厚な香りで、軟口蓋から鼻孔の真ん中辺り(笑)で感じる。ハイチなんかは軟口蓋、モカなどは鼻孔に行くのだが。おそらく甘味と混ざってるのだろうけど、かなり強烈。何時間たっても残ってる錯覚がするぐらい。また覚醒力も強く、頭の中がすっきりするような気がする(これは主観)。ただ、やはりちょっと浅かったかなあという感じ。次からはもうちょい深く焼きたい。



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ヴォルフ歌曲集2、アイヒェンドルフ歌曲集より

ヴォルフ歌曲集2、アイヒェンドルフ歌曲集より、
  朋友-Der Freund
・・・分かり易い曲。最後の2小節で変な転調をする。。
  音楽師-Der Musikant・・・なんだかドイツ民謡みたいな曲。ブラームス編曲集にでもあるような。
  秘めた愛-Vershwiegene Liebe・・・なかなかの名曲。知らない曲というものはあるものだ。
  セレナーデ-Das Standchen・・・どこかフランス風な繊細な曲。フォーレに似た曲があったような気が。

このあたりの曲はかなり普通の感覚で歌える(笑)。精神的に安定していたのだろうか。

珍しく、弾き語りで歌ったヴォルフ、秘めた愛。座っていてちゃんと声が出ている。


これも珍しく、ポピュラー系のバーブラストライザンドが歌ったもの。

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インドネシア・バリ神山、エチオピア・イルガチョフ・ウオッシュト

インドネシア バリ神山・ウオッシュト 150グラム フルシティ

インドネシアでは珍しくウオッシュトらしい。ガスの火力を強くし過ぎて、1ハゼが終わった途端に2ハゼに入り、焦ったせいで焼きすぎてしまった。味は当初は苦みだけ。数日してから、香りが出てきた。苦みと香りの不思議な豆。

バリ島の北側を走る山脈の内、バトゥール山周辺で取れる豆らしいが、不思議なのは、神山という名称。日本側が勝手に付けた名称ではないようで、この豆を出荷する際の袋にも、Bali Shinzan と大きく書いてある。このローマ字?名称は一体どのような経緯で付いたのだろうか。元は日本語のように思えるが。

ちょっとバリ島の歴史を調べてみたが、4世紀頃からヒンズー文化が流れ込んでいたらしい。しかも、16世紀にジャワ本島のヒンズー系王朝がイスラム系に滅ぼされて、ヒンズー系集団がバリに流れ込んだため、さらにその特色が強化されたとか。

後にオランダがインドネシアを支配するわけだが、バリ島自体には大した価値は無いとみなされて放置され、19世紀後半辺りから侵食されはじめたらしい。そして、1908年オランダに完全支配される。スマトラ島のアチェ地方と外形的には似た経過を辿っている。こちらはイスラム系の根拠地だったみたいだが。

あの島独特のケチャなどの音楽や舞踏は、観光用に西洋人の指導で作られたってのは有名な話。ちょっと似た逆の例で、イースター島にロンゴロンゴっていう未解読の謎の文字があるが、あれは西洋人目当てに作り上げられたインチキ文字だとか。西欧の影響ってのは色んな形で各地に入り込んでる。

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エチオピア イルガチョフNo1 ウオッシュト 180グラム ミディアム辺り

バリを焼きすぎたので、それにあわせようと急いで焼いた。まあ、あまり美味く無かった。

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最近惚けてきたのか、なんだか調子が悪い。気分転換にスターバックスに行って焙煎豆を買ってきた(笑)。ああいう所でオシャレに過ごす趣味はないが、あそこの豆は中々良い。袋に仕掛けがあるのか、時間が経ってもなかなか劣化しない。

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声楽レッスンの記録-ヴォルフ

ヴォルフ歌曲集より抜粋
  もう春だ-Er ist's
  厭くことを知らぬ恋-Nimmersatte Liebe
・・・中々良い曲   
  古画によせて-Auf ein altes Bild・・・とても良い曲
  ある結婚式-Bei einer Trauung・・・これも良い
  あばよ-Abshied・・・面白いけど難しい
  コフタの歌Ⅰ-CophtischesⅠ・・・フレーズの終わりが民謡風な曲
  花の挨拶-Blumengross・・・分かりやすい曲
  ...に寄す-An...・・・映画音楽風というのか。


知らない歌手で、古画によせて。なんとなく好ましい。


前にも出したもの。何だか全身全霊で歌ってるみたいでいい。ピアノも綺麗。

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