声楽レッスンの記録、デュパルク歌曲集(5)

Henri Duparc, "12songs"(international Music Company)より

前回の復習
Soupir(ためいき)・・・かなりいい曲。臨時記号多めで調性不安定だが。
La Vie Anterieure(前世)・・・比較的歌いやすい曲だが、微妙。詩はボードレール。

新曲
La Vague et la Closhe(波と鐘)・・・ううむ、非常にわかりやすい所が部分的にはあるのだが、長いしリズムが面倒。4分の3拍子と8分の9拍子が交代するのはいいんだが、その中に頻繁に2連符が入るのがわずらわしい。3拍子を2拍で打てなんて、音楽的嫌がらせの定番みたいなもんで、まあ、なんとなく歌うしかない。あまり魅力的でもないので、適当に切り上げ。

これでこの曲集は終わって、これに入ってない曲を原調の曲集で拾う。どの曲も高めだが。
Henri Duparc, "Complete Songs for Voice and Piano"(Dover publications,Inc)より

Au pays ou se fait la guerre(戦いのある国へ)・・・これは簡明でいて、非常に美しい曲。戦地にいる恋人を思う。
Romance de Mignon(ミニョンのロマンス)・・なんだか明るい曲(笑)。こういうのも珍しい。

Au pays ou se fait la guerre


同じひとで、Romance de Mignon。同じフランス人のせいか、声がデュパルクの曲のイメージに合ってる。


男声でSoupir。ピアノのプーランクって、あのプーランクか。


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声楽レッスンの記録、デュパルク歌曲集(4)

Henri Duparc, "12songs"(international Music Company)より

Elegie(エレジー)・・・静かな美しい歌。三拍子で2連符とか音符の長さの感覚がこの人は独特で間違えやすい。
Soupir(ためいき)・・・非常に繊細な曲。調性不安定。突然違う世界に入って驚く。上手く歌えればいいかもしれないが。
La Vie Anterieure(前世)・・・割りと簡明な歌だが、音域が広い。2オクターブより1音だけ狭い。
    これはボードレールの詩に付けたもの。訳は → サイト

23:03からクレスパンで、Elegie、

15:07からはスタジオ録音の「旅への誘い」がある。これは伴奏ともども素晴らしい。特に17:39からの燃え上がるようなピアノがいい。
26:27からはジェシー・ノーマンが歌うLa Vie Anterieure

日本で録音されたらしい、Soupir



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声楽レッスンの記録、デュパルク歌曲集(3)

Henri Duparc, "12songs"(international Music Company)より

Le Manoir de Rosemonde(ロズモーンドの館)・・復習。いい曲なんだが歌詞が付かない。
Lamento(嘆き)・・・なかなかいい曲。ラ、ソ♯、ソ、ミという音型がなんども出てくる。
Testament(遺言)・・・簡明な曲だけどあまり面白くはない。
Chanson triste(悲しき歌)・・・これも中々いい。しかし、歌い手の技量にかかる比重が重いかも。私にはとても無理。

Lamento


クレスパンのChanson triste


カウフマンのLe Manoir de Rosemonde


lamentoの楽譜表示バージョン。上に書いた音型が色分けされている。

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声楽レッスンの記録、デュパルク歌曲集(2)

Henri Duparc, "12songs"(international Music Company)より

1曲目は先週やったけど、歌いにくいのでもう諦めて止め(笑)。長いし掴みどころないし。

L'Invitation au voyage (旅への誘い)・・・これはいい。前にもやって、訳を出してる、→ ページ。ボードレール「悪の華」阿部良雄訳。ま、この手の擬古文はあまり好きじゃないけどね。
Serenade Florentine(フィレンツェのセレナード)・・・簡単だけど面白くない。デュパルクは気に入らないのは捨てて、歌曲は17曲だけ厳選して残したというけど、おもしろくないんだけどねこれ。先生が言うには、他のはもっと(略
Extase(恍惚)・・・瞑想的でこれもあまり面白くない。
Le Manoir de Rosemonde(ロズモーンドの館)・・・面白いと言えば面白いが、難しい。伴奏がシューベルトの何かの曲みたい(笑)。

ロズモーンドの館、クレスパン


旅への誘い、ロス・アンヘレス


あのクラウスも


キリテカナワ

これはなかなかいいな。

上記動画に付いたコメント
FreeMySoles
4 years ago
One of my candidates for most beautiful song ever written. I think of it as a woman's song -- this rendition is near perfection.
The composer had a long but tragic life. At age 37 he ceased composing, in the grip of some kind of mental illness. Later he destroyed many of his unpublished compositions, fortunately not this one.

(今までに書かれた最も美しい曲と私が考える候補の一つ。女性用の曲だと思うが、この演奏はほとんど完璧。この作曲家は長いが悲惨な人生を送った。37歳で、精神疾患に捕われて作曲を止めた。後に未公刊の曲の多くを破棄した。幸運にもこの曲はそうならなかったが。)

知らなかった。冷静に選んで捨てたのかと思ってたがそうでもなかったのか。シューマンやヴォルフもそうだが、非常に綺麗な曲を書く作曲家は同じような疾患にかかる傾向がある。それだけ繊細な神経なのだろう。なくなったのは85歳のときで、視力もなくなっていたらしい。

この演奏はライブ演奏なんだが、ほんとに完璧。レガートが美しい。息が長いのがいいのだろう。ピアノ伴奏も絶妙。2:23以降のボーカルとの絡みとか。クレスパンのも、CDのスタジオ盤は非常に美しいのだが、youtubeに上がってるライブ演奏はちょっと粗い面がある。

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声楽レッスンの記録、チマーラ歌曲集(7)、デュパルク歌曲集

「チマーラ歌曲集」(全音出版)・・・一通り終わったので復習

Nostalgia(郷愁)
Stornello(ストルネッロ)
Ficca la neve(雪が降ります)

どれも歌詞がうまく付かない。イタリア語ってのは、発音自体は簡単なんだが、メロディーへの乗せ方がかなり変則的な感じで難しい。言葉数も多いし。

Henri Duparc, "12songs"(international Music Company)より
 Phidylé(フィデレ)

で、デュパルクをやることになったのだが、1曲めからかなりきつかった。長いしよく分からんし。はっきりしてるだけでも、7回は転調してる。なんだか呆然としながら歌ってたんだが、名曲らしく、やたらにyoutubeにある。音取り自体はそうでもないが、いきなり大海に放り込まれたみたいで雲をつかむみたいな曲。そもそもデュパルク自体、ほとんど聞いた事がなかったんだけどね。
訳はこちら → サイト

やはりスぜーがいいのかな。




なんとあのホロストフスキーも。ロシア人とデュパルクはあまりイメージが結びつかないが。ま、日本人が言うのもなんだが(笑)。

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声楽レッスンの記録、チマーラ歌曲集(6)

ナポリ民謡
'O sole mio
(私の太陽 )・・・このぐらいは暗譜してないといけないのだが、さっぱりダメ。記憶力がダメになった。
                 音楽をやるのに最も大事な能力は多分記憶力(笑)。

「チマーラ歌曲集」(全音出版)
L'infinito(無限のもの)・・・簡明なうたなんだが、あまり記憶に残らない。
Stornellata marinara(海のストルネッロ)・・・なかなかいい曲。しかし、この曲、youtubeで検索すると日本人ばかり歌ってるんだが、とうなってるんだろ。どこかの歌の先生が好きだったりとか?

以上で歌曲集終わり。で、復習
Nostalgia(郷愁)
Stornello(ストルネッロ)

海のストルネッロ


郷愁(2:50から)

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声楽レッスンの記録、チマーラ歌曲集(5)

「チマーラ歌曲集」(全音出版)
全体的に難しくて後悔。有名曲は易しいんだが、他のは辛い。まあ、20世紀のは大体はそうなるが。作曲する方だって、昔のスタイルで作るわけにもいかないし。この人は指揮者だし、そういう所には凝るだろう。レスピーギが例外的に易しくて綺麗な曲とかあるけど。超ムズもあるが。この人は若干分裂症気味というか(笑)、曲によってものすごく作風が変化してる。

Mentre cade la neve(雪が降る間)・・・・割りと叙情的でいい曲、臨時記号が多いが。
Invito alla danza(ダンスへの誘い)・・・簡明な曲だけどあまり面白くない。最後が高音伸ばしておわるのできついな。
Visione marina(海辺の光景)・・・・これは曲想はいいけど、細かい音符での節回しが難しい。イタリア土着風というか。

雪が降る間

youtube でチマーラを探すとやたらに日本人のがある。何か共感できるものがあるのかな。楽譜も、チマーラ単独の曲集はどうも外国にはないみたいだが。アメリカのebayというオークションサイトをみても、全音のしかないみたいな感じ。しかもかなり高値で売ってる。

海辺の光景




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声楽レッスンの記録、チマーラ歌曲集(4)

「チマーラ歌曲集」(全音出版)

Tornan le stelle(星星は再び)・・・復習。いい曲だとは思うが、やや難しいかな。歌いやすくはないな。
Offerta(捧げもの)・・・・宗教曲風な静謐な歌。マリアに捧げた歌かな。悪くはないが。
          ♭記号6つがある上に(変トか)、さらに臨時記号多数で混乱。異名同音とか。この辺り難しい歌が多い。
Ben venga amore(愛の神ようこそ)・・・・曲想は良いんだが、4拍子と6拍子がしょっちゅう入れ替わって大変。
Le campane di Malines(マリーンの鐘)・・・これも曲想は良いが、高くてつらい。風邪気味で出なかったし。
Stornello(ストルネッロ)・・・・これは復習だけど、これも歌詞が付けにくい。

愛の神ようこそ


テバルディのストルネッロ、ボニング伴奏。

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声楽レッスンの記録、チマーラ歌曲集(3)

涼しくなったので再開。寒いぐらいの日もあるな。

「チマーラ歌曲集」(全音出版)

Scherzo(冗談)・・・・半音階が多いが、洒落た感じの歌いやすい曲。
Ficca la neve(雪が降ります)・・・チマーラでは一番有名な曲のようだ。前に一度やってる。リズムがやや難。
        3拍を4連符で歌うのが頻繁に出てくる。まあ、適当にやり過ごすしか出来ないな(笑)。
Stornello(ストルネッロ)・・・・ストルネッロというのは、恋愛を歌う民謡の種類らしい。かなり綺麗な曲。
Tornan le stelle(星星は再び)・・・・これも歌いやすい綺麗な曲。

アーリーンオジェのストルネッロ

綺麗なリリックソプラノ

サザーランドのストルネッロ

さすがに上手いもんです。


雪が降ります



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声楽レッスンの記録、チマーラ歌曲集(2)

「チマーラ歌曲集」(全音出版)
前回の復習
Nostalgia(郷愁)・・・かなり綺麗
Mattinata(朝の歌)・・良いんだけど難しい。

チマーラは一見易しそうなんだけど、リズムが絡み合ってかなり大変。短い曲の中で何度も転調したり、拍子が変わる。三拍子が多く、それと二拍子、四拍子が絡むのでわからなくなる。3拍を4連符で歌うとかもう、適当にしかできない。

La serenata(セレナータ)・・・これのどこがセレナータやねん!て何故か大阪弁が出そうな曲。
      曲想も突然変わるし、難しいし、数回歌って、止めましょうか、って事に。
Paranzelle(トロール船)・・・前の曲とは逆に易しすぎて意味不明な曲。地中海に浮かぶ船の静かな様なのかなあ。
A una rosa(一つのバラに)・・・これは歌いやす上になかなかいい曲。しかしyoutubeにはないな。
      このひとは3拍子が好きだなあ。欧州系は割りと多いが。馬の走るリズムから来たという説も。
Maggiolata(マッジョラータ、5月の花祭りの歌)・・・超ムズでこれも放棄。

4:40からNostalgia


マッジョラータ

こんなのは歌えない。聞いてる分には面白いが。

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