中島みゆきー地上の星



なんでこんな発声で歌ったのだろうか。一種の自己否定か。

>名立たるものを追って 輝くものを追って、人は氷ばかり掴む

それはその通りだ(笑)。しかし、それを歌詞にするのか。
こういうところがこの人は普通じゃない。

しかし、この人の存在感というのは凄いな。もう誰も相手にならない。誰も否定ができない。自分が作った自分の好きな歌を歌っている、という自足の固まりだ。メディアとか広告会社とか関係なし。好きに歌ったものが評価されるという印象。本来歌手はこうなのだろう。レコードやCDというものがむしろ邪道だったのだろう。そこに付け込む企業が大きな顔をするという状況がおかしかったのかもしれない。


続く
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中島みゆきー荒野より



これも名曲
しかも、こうもポジティブに高らかに歌う曲というのも珍しいかも。個人の思いのレベルではなく、一種の国民歌謡風になっている。ニューフォークの時代から考えれば、別のものに脱皮したような印象がある。思えば遠くへきたもんだ、というのか(笑)。

多分、中島みゆき論というのが必要になるだろう。他の自分の思いのたけを歌って消えていった歌手とは何か違うものがある。
70年代というのは、日本のポップスでの画期の時期だったろうと思う。とりわけフォーク界で各種の才能が現れた。ユーミンや陽水、五輪真弓、小椋佳、いるか、かぐや姫、チューリップ、グレープ、その他にも大勢いた。中島みゆきは遅れて現れたのだが、その中では当時としてはそれほど抜きん出ていたとは思えない。特に感性の面では割りと「普通」だったと思う。なんと言っても、ユーミンや陽水のような、個性溢れる、感性が鋭すぎるような歌手たちがいたのだから。

しかし、その「普通」さがむしろ良かった。年を経て、熟成したのだ。

続く

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中島みゆき・・・宙船

歌詞も曲も素晴らしい。
しかし、この歌に託した中島みゆきの気持ちはなんなんだろう。



その船を漕いでゆけ お前の手で漕いでゆけ
お前が消えて喜ぶ者に お前のオールをまかせるな

その船は今どこに ふらふらと浮かんでいるのか
その船は今どこで ボロボロで進んでいるのか
流されまいと逆らいながら
船は挑み 船は傷み
すべての水夫が恐れをなして逃げ去っても
その船を漕いでゆけ お前の手で漕いでゆけ
お前が消えて喜ぶ者に お前のオールをまかせるな

その船は自らを 宙船と忘れているのか
その船は舞い上がる その時を忘れているのか
地平の果て 水平の果て
そこが船の離陸地点
すべての港が灯りを消して黙りこんでも
その船を漕いでゆけ お前の手で漕いでゆけ
お前が消えて喜ぶ者に お前のオールをまかせるな

何の試験の時間なんだ 何を裁く秤なんだ
何を狙って付き合うんだ 何が船を動かすんだ
何の試験の時間なんだ 何を裁く秤なんだ
何を狙って付き合うんだ 何が船を動かすんだ
その船を漕いでゆけ お前の手で漕いでゆけ
お前が消えて喜ぶ者に お前のオールをまかせるな
その船を漕いでゆけ お前の手で漕いでゆけ
お前が消えて喜ぶ者に お前のオールをまかせるな



強いメッセージだなあ。こんな歌を書ける歌手はもういない。聴衆に媚びてる歌詞ばかりの世界だ。
聴衆というより、メディアか。
「その船を漕いでゆけ お前の手で漕いでゆけ
お前が消えて喜ぶ者に お前のオールをまかせるな 」


この歌詞の意味はなんなんだろう。おそらく政治的なメッセージだろう。表には出していないが。
勿論、船というのは日本だ。まあ、あまり深読みは良くないとは思うが。

「何の試験の時間なんだ 何を裁く秤なんだ  何を狙って付き合うんだ 何が船を動かすんだ 」
秤というのは、まあ、普通に考えて、裁判関連かなあ。あえて言えば憲法かね。
何が船を動かすのか。勿論、国民の意志だ。まあ、あまり深読みはよくない。
この人の歌は、何かあるな(笑)。笑ってすませる事ではないが。
あまり実際の政治に巻き込まれるのは嫌だろう。歌の世界で終わらせるようにしないといけない。


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